日本は中小企業が多く、
大手に比べ中小の生産性が低い、
ということは、新聞等でしばしば目にします。
しかしながら、住宅業界においては、
大手だから生産性が高い、という訳ではないのです。
建築物として購入する人は減り、
ファッション感覚に近い感覚で購入する人が増えている。
そのユーザーの変化に適応できない、
頭の固いオッサンが大手を経営してくれているおかげで、
地場のセンスの良い住宅会社にとっては
本当にチャンスが広がっています。
昨日、クライアント様から教えていただいた情報によると、
総合展示場による展開しかしていない大手は大苦戦。
あるメーカーは、工場を動かすために、
採算度外視で受注を取っているらしく、
800万円引きをするメーカーもあれば、
他社のダメなところをレポートにまとめ、
お客様に配っているメーカーもあり、
もう節操ない戦いをしているようです。
そして今朝の日経に載っていましたが、
ヤマダ電機がヒノキヤグループをTOBで子会社化するそうです。
まあ、こういうことを大手がやっているうちは、
センスある地域の住宅会社は安泰ですね。
ファッションや飲食の世界では、
世界観やデザインの洗練度が非常に重要ですが、
この流れが家電(バルミューダなど)に入ってきて、
住に関して少しずつですが、感度が高いユーザーが
増えてきているのです。
こういうセンスのある方が、
ファッション感覚で住宅会社を探し、契約する時代。
こういう価値観の方が、行きたくなるような、
そんな業態で展開している住宅会社に、
お客様が殺到していることを
大半の業界関係者は知らないのです。
こういう流れを見ると、
弊社のクライアント様に対して、
やはり新業態をもっと推進していかないと、と思います。
何か、モチベーションが上がります。