そもそもある程度の規模の組織にとって、
理想的なチームリーダーのとは
どんな人で、どんな仕事の進め方をする人なのでしょう。
・チームメンバーから慕われる
・会社の決定事項をチーム一丸で即、取り組む
・PDCAサイクルを回し、常に改善しながら結果を出す
・部下の成長のために尽力する
・チームとして与えられた目標を達成する
・会社がより良くなるよう、
現場で気づいたことや他社情報などをまとめ、
改善提案を会社に対して出してくれる
上記のようなチームリーダーであれば、
自社の組織に是非、欲しいと
経営者であれば思うでしょう。
しかしながら、プレーヤーとして優秀な社員さんでも、
リーダーとしては微妙な方もいます。
営業部隊で言うと、
社歴が長いとか、
営業マンとして結果を出し続けているとか、
それだけでリーダーに任命してしまうと
うまく機能しないのです。
リーダーとして機能してもらうために、
リーダーの価値観や行動を
本人の個人的努力で変えてもらおうとしても、
まずうまくいかないでしょう。
リーダーに必要な知識を学ぶ機会を作ると共に、
評価制度も変えていかなくては、
求める人格や求める行動をマスターしてくれないのです。
個人の数字ではなく、チームの数字で評価する。
部下がどれだけ育ったか、
もしくはどれだけ育つようなフォローをしたのかを評価する。
どれだけ会社に改善提案してくれたのかを評価する。
他の社員の模範となるような、
仕事に対しての姿勢を評価する。
そして評価と報酬を連動させる。
教育と評価でリーダーを育てていく必要があるのです。
逆に言うと、リーダーにばかりいろんなことを求め、
経営側が評価制度を整えたり、学ぶ機会をつくらなければ、
優秀なリーダーは生まれにくいのです。