鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4703回】 経営判断の答え合わせは、5~10年後

2023年11月15日 | 住宅コンサルタントとして

弊社はクライアント様に対し、

目先の業績だけを良くするような、

短期的な小手先の提案は一切やりません。

 

安い商品をつくって、短期的に受注をUPするとか、

建売を仕込んで棟数を稼ぐとか、

ヘッドハンターをつかって中途で優秀な人を採用するとか、

こういうことを提案したことはありません。

 

ローコストに流れ、

若手スタッフでも簡単に売ることを目指す経営者もいますが、

そもそもそんなビジネスをやってもスタッフも育たないし、

家は簡単に売るものではないと思っていますので、

弊社がご提案することは、

 

「高性能化」

「高デザイン化」

「注文住宅&リノベーション」

「新卒採用+育成」

「顧客満足度+業者様満足度の向上」

 

という、時間と手間がかかることばかりです。

 

取り組んだからといって、成果がすぐには出ないのです。

 

手応えを感じられるまで、

そして成果が出るまで、かなりの時間がかかります。

 

その取組みの答え合わせは、

早くても3年後、時間がかかる場合、10年とかかかります。

 

もともと、ローコスト住宅で伸びてきた会社、

新卒なんて採用してこなかった会社にも、

私自身、長期的視点での提案を繰り返すので、

根負けした会社は、コツコツと取り組まれるようになります。

 

高デザイン化、高性能化に取り組まれ、

 

「こんな価格で売れる訳ない」

 

と現場の営業マンにも言われたりしますが、

結果、ウッドショック・インフレを経た今、

ターゲット層を上げ、高付加価値化して良かった、と

心からおっしゃってくださいます。

 

新卒採用に取り組んでいなかった会社さんも、

新卒を採用し続けることで、会社の結束力が高まり、

更には上司や中堅のスタッフが成長したり、と

新卒採用に取り組んで良かった、

とおっしゃって下さる会社が大半です。

 

経営判断が正しいか否かは、

取り組んですぐに分からないのです。

 

経営者は、経営判断とはそういうものだと思って、

経営の本質を学び、どっしりと腰を据えて経営していきましょう。


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