鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4192回】 勝ちパターンを忠実に再現すると・・・

2022年06月22日 | 住宅コンサルタントとして

昨日、お伺いしていたクライアント様で、

衝撃の事実が発覚しました。

 

注文住宅1棟平均単価が、

前期、なんと3000万を超えていたのです。

 

すなわち、市場の中で収入が高いお客様の層が

価値を感じるマーケティングができていて、

更に接客や商品も満足していただけている、

ということ。

 

そもそもお付き合いがはじまった当初、

平均単価は1800万前後だった記憶があります。

 

当時、テクノストラクチャー工法のベタな広告で、

全てコミコミ坪37.8万円、という感じの

打ち出し方をされていました。

 

地域内には、テクノストラクチャー工法を採用し、

本部の言う通りのマーケティングをやっている会社が

3~4社あったかと思います。

 

その土俵で戦っても、未来はないと感じたので、

私としては高性能住宅に舵を切っていただく提案を

させていただきました。

 

更にデザイナーさんに入ってもらって、

コンセプトが明確でイケてるモデルハウスを建てていただき、

更には空調などもおススメのものを入れていただき、

ここ最近では、打合せスペースに投資をしていただきました。

 

結論から言うと、弊社のクライアント様の勝ちパターンを

積極的に採用していただき、実行に移していただいたのです。

 

そのすなおさと行動力、本当に頭が下がります。

 

結果、住宅事業部の単価、利益率も高まり、

住宅事業部の収益性は本当に高まりました。

 

そして昨日、これから数年先に起こることをお伝えし、

それに備えてこういうことをしていきましょう、

という未来への一手のご提案をさせていただきました。

 

現状、好調なので、今すぐ路線を変更していただく必要は

正直無いのですが、数年先、市場が変わった時の

変化のスピードが上がるかな、と思い、

ちょっと早いですがご提言させていただきました。

 

弊社のクライアント様と弊社で構築してきた、

住宅業界の勝ちパターンがあります。

 

目に見える部分で言うと、

出店フォーマット、モデルハウス、打合せスペースなど。

 

見えない部分で言うと、接客・おもてなし・社員さんの人間力。

 

ハードとソフト、両方を再現できる会社は、

過去、全て確実に結果が出ます。

 

形の面で再現できても、

ソフト面で合格レベルに達しなかった会社は、

残念ながら結果が出ませんでした。

 

勝ちパターンの再現とは、

ハード面でなく、ソフト面も忠実に再現していただかないと、

結果としては出ないのです。

 

結果を出すのに、おもてなし力・人間性は欠かせないのです。


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