鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3263回】 商品力を高めることがマーケティングの本質である

2019年12月06日 | 住宅コンサルタントとして

短期的目線で業績を高める際、

結構な数の経営者は、販促企画で結果を出そうとします。

 

そしてそれがうまくいくと、

次々にいろんな販促企画を打ち出して

いつしか販促の企画がマーケティングだと思うようになってしまうことも・・・

 

でも、これはマーケティングの本質から大きく外れています。

 

マーケティング力を高めていく上で、

最初に取り組まなくてはならないのは、商品力を上げることです。

 

住宅で言えば、意匠性や性能を高め

お客様に分かりやすいパッケージ化をして、

そしてコストを下げることです。

 

商品が特定の顧客にとって価値あるものになっていることが、

マーケティングをやっていく上での大前提なのです。

 

住宅業界を見渡しても、

マーケティング力がある会社は、

この2年の間に新商品を開発しています。

 

そしてその魅力的な商品が気軽に体感できる環境をつくり、

その情報を市場に発信しています。

 

そうした本質的なことをやった上で、

販促の企画を考えるのは良いのですが、

商品力が高くない状況でいくら販促活動をやっても

商売繁盛の根が深く這っていかないのです。

 

自社の商品が数年間、変わっていない住宅会社は、

危機感を持った方が良いでしょう。


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