短期的目線で業績を高める際、
結構な数の経営者は、販促企画で結果を出そうとします。
そしてそれがうまくいくと、
次々にいろんな販促企画を打ち出して
いつしか販促の企画がマーケティングだと思うようになってしまうことも・・・
でも、これはマーケティングの本質から大きく外れています。
マーケティング力を高めていく上で、
最初に取り組まなくてはならないのは、商品力を上げることです。
住宅で言えば、意匠性や性能を高め
お客様に分かりやすいパッケージ化をして、
そしてコストを下げることです。
商品が特定の顧客にとって価値あるものになっていることが、
マーケティングをやっていく上での大前提なのです。
住宅業界を見渡しても、
マーケティング力がある会社は、
この2年の間に新商品を開発しています。
そしてその魅力的な商品が気軽に体感できる環境をつくり、
その情報を市場に発信しています。
そうした本質的なことをやった上で、
販促の企画を考えるのは良いのですが、
商品力が高くない状況でいくら販促活動をやっても
商売繁盛の根が深く這っていかないのです。
自社の商品が数年間、変わっていない住宅会社は、
危機感を持った方が良いでしょう。