ある地域の、海が見える抜群の立地に
建っているホテルがあるのですが、
コロナ禍が終わってもオープンしません。
コロナ禍で宿泊客が激減したことだけが
閉店の原因ではないように思います。
そのホテルは、抜群の立地と
部屋から見える景色の良さという強みに甘え、
それ以外の点で自分たちの接客を磨くとか、
レストランのメニューをドンドン変えていくといった、
日常の努力を怠っていたのだと思います。
そしてこれは潰れるホテル・お店に共通するのですが、
とにかく開店前には建物のデザインやインテリアに
非常にこだわって店をオープンするのですが、
オープンした後、建物のメンテナンスやリノベーションに
費用を全く掛けないのですね。
なので建物や敷地内の地面がドンドン傷んでいき、
お客様を引き寄せないオーラが出るようになるのです。
看板も清掃しない。
駐車場の白線を引き直さない。
植栽の手入れもしない。
こういうところが気にならない経営者が経営するお店が
お客様一人ひとりに寄り添った対応などできる訳がありません。
これは住宅会社にも全く当てはまると思っています。
モデルハウスやショールームのオープンまでは、
どの会社も本当に頑張るのですが、
オープンして3~5年経過した後、
建物や敷地内の手入れをちゃんとやっている会社か、
それともオープンしてから一度も手入れをしていない会社かは、
一目みたら分かります。
繁盛し続ける会社というのは、
とにかく常に手を入れ続けるのです。
皆さんの会社は、
モデルハウスやショールームの手入れが
きっちりと出来ているでしょうか?