あるクライアント様から依頼をいただき、
当月の課題図書を選定させていただいております。
6月の課題図書は、新日本プロレス社長の棚橋弘至さんの著書。
なぜその本を選定させていただいのか?
選定理由は2点あります。
1つは、棚橋選手は、マーケティングの感性が
おそらく非常に高いと感じたからです。
プロレスというと、試合の他に
選手のマイクパフォーマンスが人気だったりしますが、
これが上手ではない選手は、
自分が言いたいことをただ大声で叫んだりします。
ところが棚橋選手は、
プロレスを見に来られている観客が
求めているものは何かをとっさに考え、
それを言うセンスがあるのです。
お客様が求めていることと
自分ができることの重なり合う部分を見出し、
それを発信するというのは、マーケティングの基本です。
プロレスラーでありながら、ここのセンスが抜群なのです。
だからファンもガンガン増えていったでしょう。
そして2つ目の理由が、
どん底だった新日本プロレスを立て直した、
中心選手だったということ。
新日本プロレスの棚橋選手(社長)といい、
オンデーズの田中修治社長といい、
それなりの規模の会社のV字回復を成し遂げた方からは、
学ぶべきポイントって多々あると思うのです。
どん底の状態から経営を立て直すためには何が必要か?
この本質を理解していれば、
万が一、自社がピンチになった時に
何から手を付けなくてはならないか、
ということに迷いがなくなると思うのです。
どん底からの回復するには、何が重要だと思いますか?