これからの時代、経営者として欠かせないものは何か?
それは「5年後、10年後、自社をどのようにしたいのか?」
という意思を持つことだと思います。
5年、10年先、世の中はどうなっているのか、
誰しも予測しかできませんが、
間違っていても良いので予測をして、
その時自社をどういう状態にしておきたいのか、
ということを決めていない経営者は、
実は結構多いような気がするのです。
売上、棟数、人員構成、財務内容、出店エリア、事業領域など、
5年後、10年後、自社をどうしたいのかをまず決められることが、
中小企業の経営者としては欠かせません。
そして目指すべきところが決まれば、
トンネルを両側から掘っていくような感じで考えるのです。
大半の経営者は、「今何をすべきか?」ということに目が行きがち。
今であれば、オンライン相談を強化するとか、
動画でいろんな情報を発信するとか、
ちょっと考えれば、何をすべきかは分かりますよね?
ところが、5年先、10年先の
自社のあるべき姿をイメージできない経営者が、
実は結構多いのではないか、と思っています。
昨日、ネットで東京の小池都知事に対して、
「家にいろとしか言えないんだよね。この方は。
都民のモチベ上げる様な事を言ってくれ!」
「出口戦略が見えないと自粛はできません」
という声があがっているということが出ていました。
出口が見えないと、モチベーションは上がらないし、
社員さんも不安になってきます。
経営者にとって大切な資質は、
今と未来からの両方からトンネルを掘って、
中でつなげるような思考力と決断力、実行力である、
と個人的に思っています。