今日から10月。
2023年も4分の3が過ぎ、
最後の四半期がスタートします。
この10月より、いろんなものがまた値上がりしますが、
私、ちょっとびっくりしたのが、
新幹線など鉄道の価格改定です。
飛行機の運賃は年中、変動するので、
価格の変化には抵抗が無いのですが、
新幹線に関しては運賃の変動がこれまで無かったので、
ちょっとびっくりしております。
また食品などの価格も上がる模様。
先日、ネットでラーメン屋さんの倒産が増えている、
という記事を見ましたが、
小麦など原材料の価格高騰に加え、
電気・ガスといった光熱費の値上げに加え、
人件費の高騰により、
ラーメン1杯あたりの粗利益額が激減しているそうです。
アメリカに目を向ければ、
チップの高騰(今の飲食店だと20~30%)で
チップが払えない方もいて、チップを廃止したら、
という声まで起こってきているそうです。
世界的なインフレにより、
これまで起こり得なかったことが起こり、
市場は大きく変化しています。
こうした中、コストが上昇した分を売価に反映しても
お客様に支持される企業・お店は
収益体制をより強固にし、
外部環境の変化に適応していくことが可能ですが、
価格に反映できない会社は、赤字に転落し、
財務内容が一気に悪化していくのです。
安くしなければ、選んでいただけない経営を
してきたのは、まぎれもない自分なのです。
それまで安売りしてきた企業は、
こういう外部環境が急激に変わっていく時に
本当にもろさを発揮します。
人口が減り続ける日本。
特に地方都市は高齢化がものすごいスピードで進むので、
実質的な消費者の数は、人口が減る以上に減っていきます。
だから数でカバーというのは、難しい。
適正価格で販売しても選んでいただける企業・お店でなければ、
これからの時代、生き残っていけないのです。
適正価格で選んでいただける企業・お店になるためにも、
マーケティング力を高め、コツコツ発信し、
更にはしつらえ感のUP、接客力の向上など、
やるべきことは多々、あるのです。
安易な安売りに逃げず、
適正価格でも選んでいただける企業・お店を目指しましょう!