どこの会社の経営者とお話をしても、
「もうちょっとウチのリーダーには、成長して欲しい」
という願望が、ほぼ100%出ます。
会社の成長には、社員さんの成長が欠かせません。
そして社員さんの成長には、
会社の研修教育制度ももちろん大切ですが、
日頃、社員さんと接するリーダーの影響も大きいのです。
ですから、社員さんの成長のために、
リーダーにももちろん成長して欲しい。
そう考えるのは当然のことだと思います。
では、リーダーの成長のためには、何が必要か?
リーダーと日頃、接することが多い経営者や役員から
リーダーは影響を多々、受ける訳ですね。
すなわち、リーダーが現時点のレベルより、
もっと上のレベルになって欲しいと思うのであれば、
それは経営陣が今よりももっと上のレベルにいかないと
それは実現しない、ということを意味します。
お客様により満足していただくために、
自社の商品やサービスのレベルを磨き続ける。
どこをどう磨いていくべきか?
その理由は何故か?
こういうことを繰り返し、分かりやすく伝えていく。
また会社をもっと良くしていくためであったり、
社員さんが働き甲斐を今よりも感じるよう、
こんなオフィスをつくりたいとか、福利厚生をこうしていきたい、
そのために、こういう戦略を採用し、これくらいの成果を出したい、
ということを伝えていくことも非常に大切です。
会社の5年後、10年後の理想をイメージし、
それを実現させるためにどんなことに取り組んでいくのか?
リーダーやスタッフさんにどう成長して欲しいのか?
こういうことを発信し続けることで、
リーダーの中からやる気スイッチが入って
成長しようと自ら努力する人が出てくるのです。
リーダーが自ら成長したい、と思うような環境をつくっていく。
リーダーを育てていく上で大切なのは、
経営者の手腕にかかっているのです。