ビジネスの世界では、正解の無い問題が多々、発生します。
来場数が下がっている。
契約率が下降気味。
断熱性能に関して、どのレベルにしておくと良いのか?
販売価格はどれくらいだと、お得感があるのか?
これらの問題について、算数のように答えは一つではありません。
というか、正解も決まっていません。
その問題に対して、自分たちなりに考え、
「これがベストなのではないか?」
という仮説の下に取り組んでいくしかないのです。
いろんなクライアント様のスタッフさんとお話をさせていただく中で、
日本人は正解の無い問題を考えるのが苦手な人種だな、と
つくづく感じます。
特に真面目で素直な方ほど、そういう傾向が強いです。
答えが無いことを考えさせる、ということをやっていない、
日本の教育制度が諸悪の根源です(←きっぱり!)。
私、個人的には、国語が大の苦手でした。
というのは、
「作者や主人公はこの時、どう感じたのか?」
という問題に関して、自分の主観がどうしても入ってしまうからです。
よく国語の先生に、「お前の感想はどうでも良いねん」と注意されました。
だって、何かのシーンを見て、どう感じるかは、人それぞれですよね?
それを日本の教育は、正解を一つにしたがる訳です。
学校の勉強の国語が、全く苦手だった私は、
大学受験に失敗しまくる訳ですが、
こうして3500日以上(前職時代のを含めると4500日以上)、
長文のブログを書き続けることが出来ているのですが・・・。
繰り返しますが、ビジネスにおいて、正解は無いのです。
この答えが無い問題に関して、どうすべきかを考える力が、
ビジネスで成功する上で不可欠です。
皆さんは、答えが無い問題に対して、
日頃からいろんな視点で分析して、
自分なりの答えを出すトレーニングをしていますか?