昨日、お伺いしていたクライアント様のスタッフさんで、
間もなく産休に入られる方がいるのですが、
皆でいろんな打合せをしている中で、
「このクライアント様のメインターゲットは、
まさしくこのスタッフさんだ!」
と直感で感じました。
今、仕事しながら家事をしておられますが、
日々、何に困っているのかを
ものすごく分かりやすい言葉で教えて下さるのです。
なぜ、冷凍食品をたくさん買い込むのか?
なぜ、リモート部屋が必要なのか?
どんな媒体で地元の情報を仕入れているのか?
いろんな動画やInstagramを見ていただき、
どんな感じだと見ようと思い、
どんな感じだとスルーするのか?
そんなことを根掘り葉掘り聞きまくっておりました。
そして自分が如何にズレているのか、ということを
再認識することができました。
1つ例を挙げると、
私、フリーペーパーは完全にオワコン化しているから、
フリペに広告を掲載することは無駄だ、
と思っていたのですが、
その女性スタッフさんがおっしゃるには、
唯一、自分が見るフリペがあるとのこと。
確かにそのフリペのみ、
ちょっと見やすく、デザインもお洒落なのです。
更に広告は少なく、コンテンツもそれなりに充実していました。
業界が長くなると、経験値と同時に先入観や偏見という、
誤った決断の素となるものまで蓄積されてしまいます。
どれだけ気を付けていたとしても、
先入観や偏見は、経営者やマーケターに感染してしまうのです。
その治療薬として、
まさにお客様に近い方の意見はもう本当に貴重なのですね。
自社のメインターゲットのど真ん中の方と接点を持ち、
いろんなことを教えていただくために、
時間を割くことは、本当に価値があります。
皆さんの会社では、そういうことができているでしょうか?
頭の固い年寄経営者や年寄幹部の、
経験値や偏見ほど無駄なものは無いのです。