いろんな業界の研究、モデルとなるお店の調査、
そしてとても素晴らしい建築物などを調査するために、
時間が確保できれば、全国あちこちに行きます。
そして建物としてのデザインやインテリアが素晴らしい宿泊施設がある場合、
当然ながら迷わずにそこに宿泊します。
結構素敵な宿泊施設に泊まってきましたが、
自宅を新築して以来、いろんな宿泊施設の部屋やロビーを見ても
我が家の家内は、どうも建物への満足度が下がったような気がします。
「ここも素敵やとは思うけど、
でも私は自宅がやっぱりいいかな・・・」
と言うのですね。
自宅は琵琶湖の西にあるので、
朝、晴れている時はきれいな朝焼けが見えます。
(土地は高台にあって、リビングダイニングは2階のため、
結構眺望も良いのです)
その朝日をダイニングに入れながら、
朝、コーヒーを淹れ、その香りが部屋の中に広がります。
南面は全面窓ですが、窓から見える街路樹は
初夏はキレイなグリーンで、秋は紅葉してくれますから、
季節感も日々、感じられます。
(しかもお手入れは市がやってくれるので、維持費タダなんです!)
そして高気密高断熱住宅かつ熱交換換気システムがついているので
家じゅうの温度差が無い上に、夏も冬も快適なんです。
自宅に住んで4年。
掃除が得意では無かった家内が毎日、キッチンをキレイに磨き、
お庭の手入れもしてくれて、本当に良い状態を維持してくれています。
秋になり、少し涼しくなりましたから、
あたたかい飲み物が美味しくなりました。
食後には、ちょっとしたスイーツを用意してくれ、
最近は家内が抹茶を点ててくれます。
最近、はじめたロードバイクも玄関の土間に置いていますが、
これがなかなか良い感じの小物にもなっています。
そして何より、子ども達が定期的に帰ってきたくなる家、
ということも私たちにとっては嬉しい。
建物からいろんな影響を人間は受けるのだと思います。
自分たちに合った良い家で暮らすと
本当に1日1日が充実しますし、
建物に合わせて自分たちが成長できるような気がするのです。
住む人が愛着を持って暮らすことができる家。
良い時間が流れて、暮らしが充実していく家。
巣立った子どもたちが、帰ってきたくなる家。
四季を感じながら、朝のコーヒーや食後の紅茶を美味しくなる家。
まあ、挙げればキリがありませんが、
良い家を建てる意義を広めていければ、と最近思います。
クライアント様と共に質の高い家を日本に広めていきたいです。