鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2924回】 2019年の住宅業界

2019年01月01日 | 住宅コンサルタントとして

明けましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

年末年始はスペインで過ごしておりますが、

やはり海外は年明けの瞬間に花火や爆竹で祝うのが慣習のようで、

バルセロナの街も花火がたくさんあがっておりました。

 

さて2019年はどんな一年になるのか?

 

個人的に感じているのは、

デザインにおける優位性が下がってきて、

良い会社かどうか、スタッフさんの感じが良いかどうかなど、

家そのもの以外の部分を

お客様が評価していく傾向が強くなっていくでしょう。

(ちなみに、ローコスト層以外での見解です)

 

この会社、感じ良いな・・・

スタッフさん、雰囲気メッチャいいやん・・・

この打合せスペース、すごく素敵・・・

 

というように、家が素敵なのはもう当たり前。

細かなディテールまで差が分かるお客様はまだまだ少ないこともあり、

ある一定レベルの家を建てることができていて、

更には建物の写真をクオリティー高く撮影し、発信できていれば、

入口の部分は問題ないでしょう。

 

その後、打合せを重ねていく中で、

お客様は担当者や会社全体の人間力で判断する割合が増えていくと思います。

 

そして感じが良いとお客様が判断する上で重要になってくるのは、

笑顔やおもてなしの部分はもちろんなのですが、

お客様の言葉にできない好みやニーズを汲み取って、

 

「こんな感じだと、奥様の好みにピッタリだと思うのですが・・・」

 

と、ぴったり合う提案をしてくれる、ということだと思います。

 

もう完全に服を買う感覚で、お客様は住宅会社を選ぶ時代だと思います。

 

スタッフの人間力を高め、センスを磨くためのトレーニングが

住宅会社の営業、設計、コーディネーターに求められていくことでしょう。

 

そのために、貴社ではどんなことに今年、取り組みますか?

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