業績がイマイチな会社。
変革しなければいけない状況なのに、
なかなか現状が変わっていかない会社。
こうした会社に共通するのは、
経営トップの意思が弱いということだと個人的に思っています。
例えば、今後の展開を考え、
どうしてもこれから着工させていただく建物は、
是が非でも完成見学会を開催したい。
そしてお客様に見学会開催のお願いをしたところ、
お客様が「どうしてもやりたくない」とおっしゃった。
お客様がダメと言うから、見学会開催をあきらめる。
また、新しい商品を開発する上で、
現状の商品から原価を5%落とさなくてはならないとしましょう。
各業者さんやメーカーさんに価格交渉をしたところ、
皆さんが思ったように価格を下げてくれない。
だから、新商品開発を断念する。
このように、何かにチャレンジしようとしたときに、
ちょっとした阻害要因が発生すると、
すぐにできないと判断しがちなのです。
一方、業績が好調な会社、変化のスピードが速い会社のトップは、
強い意志を持って、何とか自分の思いを実現させようとします。
例えば、見学会開催に関して、お客様に「NO」と言われた場合、
ではお客様をごく少数、しかも住所と名前を確認できた方だけに
見学していただく予約見学会ではダメか、とか、
予約見学会をOKしていただければ、何かサービスするとか、
「どうすれば、見学会を開催させていただけるのか?」
ということを追求し、次々に行動に移していくのです。
自分の意見や考えが、すんなり通らない場合、
どうやったら認めてもらえるのか、ということを考え、
粘り強く取り組んでいく上でポイントとなるのは、
本人の強い意思、何が何でもやってやろうという意思なのです。
だから経営者には、強い意思が必要なのです。