鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

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【第4060回】 何もないところで遊び、ルールを自分たちでつくれるか?

2022年02月10日 | 住宅コンサルタントとして

子どもを育てる上で、重要なことは何か?

 

子育てが終わり、

孫ができることを夢見ている私にとって、

とても関心があるテーマです。

 

最近、いくつかの文献を読む中で、

子育てに関して改めて気づかされることがありました。

 

小さい子どもさんが居たとして、

例えばその子に紙と鉛筆を渡し、

好きな絵を描いてもいいよ、と言ったり、

レゴを準備しておいて、好きなものをつくっていいよ、

と接したりする時点で、既に創造性を奪っている、

ということです。

 

そうではなくて、例えば海に行って、

砂浜に好きな絵を描いたり、

砂浜の砂で好きなものをつくる。

 

山に遊びに行って、石や木の枝、葉っぱや木の実で

訳の分からないものをつくったり、

山の中で自分たちが楽しめる遊びを考え、

皆が楽しめるルールをつくったりする方が、

遥かに創造性が鍛えられる、ということ。

 

TVゲームやボードゲームなども、

そもそもゴールやルールが決められている中での

遊びなのですが、

ゴールやルールを自分たちで考える方が、

絶対に子どもたちにとって良いと思うのです。

 

でも、その機会を現代の便利さは奪っている。

 

 

私が小さい時は、家の近所の山や広場で、

とにかくいろんな遊びをしたのですが、

あしたのジョーが当時、はやっていて、

ガキ大将がボクシンググローブを

親に買ってもらったんですね。

 

それ、2人が片手にはめて、

皆の前でボクシングをやらされるのですが、

(やらないと、仲間外れにされる)

歳が小さい子には、いろんなハンデが与えらえたり、

ボクシングとは異なるルールを決めていったりと、

かなりガキ大将は本気で皆に取り組ませたのです。

 

仲の良い友達と、

お互いがやりたくもないボクシングをやらされる中で、

どうやれば、試合に参加する回数を減らせるか考えたり、

どうすれば、パンチをもらわないかを自分なりに考えて、

いやいやボクシングごっこをやらされながら、

考えていたなぁ、という過去を思い出しましたが、

結構、あのガキ大将が居たおかげで、

いろんなことを考えて実践する習慣があったなぁ、

と思います。

 

そしてそのガキ大将が、

親の仕事の都合で引っ越した後も、

自分たちでいろんな遊びを考え、

自分たちでルールを決めながら、

近所の子たちと遊んでいたなぁ、と思います。

 

あの環境が、ひょっとしたら

自分の今のベースをつくるきっかけになっていたかも、

とその文献を読んで感じました。

 

と同時に、孫ができたとすれば、

ゴールとルールを自分たちで考えてもらうような環境で、

孫と一緒に遊びたいなぁ、と思っています。

 

ゴールとルールを自分たちで考える。

 

これがスタッフさん育成にも有効かもしれませんね。


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