鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5075回】 PDCAを確実に回せているか?

2024年11月21日 | 住宅コンサルタントとして
何度も言っていることですが、
注文住宅会社の業態は製造小売業です。

店舗開発、商品開発、マーケティング、
売り場づくり、品質管理、原価管理、工程管理など、
守備範囲がとにかく広いのです。

組織が小さかろうと、
これらの業務を全て自社でやらなければ、
受注棟数も利益率も完工棟数も
目標を達成することができません。

そして近年、特に重要なのはやはり広報で、
どの住宅会社の広報も
年々、業務量が増えていっているのが現状です。

更に最近ではYouTubeのルームツアー作成や
Instagramのリール、TikTokなどの動画も
自社で撮影したり、編集してUPしたりするようになり、
キャパオーバー気味になっていたりします。

その結果、どういうことが起こっているかというと、
WEB広告を出稿した後、
その広告のクリック率やコンバージョン率をチェックし、
問題があれば改善する、といった

「実行→検証→改善」

というサイクルが回らなくなってきているケースが増えているのです。

そもそもWEB広告の最大のメリットは、
広告出稿後にバナーやLPの分析をし、
問題ある箇所を改善をすることで
ヒットしやすく修正できる、ということなのですが、
出稿後にPDCAサイクルが回らないことは
あまりにももったいないのです。

仕事の品質を高める上で、
PDCAサイクルを回すことは欠かせませんが、
いろんな住宅会社で、広報担当者が忙し過ぎて
そのサイクルが回せない。

これを解決するためにはどうすれば良いか?

これはあるクライアント様の事例なのですが、
リーダーが広報担当者に

「このLPのこの部分を変更するように」

と指示を出しただけでは実行してもらえないので、
広報担当者の目の前で具体的に指示を出して、
更には目の前で修正していただく、というもの。

こうするとLP修正を最優先にせざるを得ないため、
目の前で修正をしてくれるようになり、
コンバージョン率が目に見えて改善し、
集客結果につながったのです。

これは1つの例ですが、
とにかくPDCAを回して改善を徹底すれば、
まだまだ広告の効果はあるのです。

皆さんの会社では、
WEB広告におけるPDCAを
着実に回すことができているでしょうか?

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