一流の料理人が腕を振るうレストランでは、
来店されたお客様にゆっくりしていただいたり、
心から満足をしていただくために、
本当に工夫を重ね、こだわり抜いておられます。
先日、あるユーチューバーの番組を見ていたのですが、
和食店なら結構されるお店が多いですが、
フレンチのレストランで食後、抹茶を点て、
最後までくつろいでいただくことを目指しているそうです。
スタッフさんが抹茶を点てる際の所作も非常に美しく、
それを見ているだけで、そのお店に行きたくなるような、
そんな気持ちになりました。
単価1万~3万(アルコール除く)のお店ですら、
そこまでのおもてなしをされているのです。
それに比べ、単価数千万の住宅業界はどうなのか、
と、まだまだ改善の余地はあるよなぁ、と考えておりました。
お客様をお出迎えする姿勢。
商談時にお客様に出すお飲み物。
商談中にお客様にお見せする資料や写真。
契約時やお引渡し時の演出。
こうしたことが、飲食業界の一流店と比較して、
張り合える住宅会社が何%あるだろう、と思います。
昨日、私が今年、ダントツで通っている
京都の和食屋さんに行ってきました。
席についてお飲み物のオーダーを取りにこられたので、
シャンパンを注文したのですが、
前回、お伺いした際には禁酒中だったことを
大将や女将さん、お店のスタッフさんたち全員が
覚えていて下さり、
「あれっ?禁酒中でしたよね・・・」
と皆さんツッコんで下さり、笑いがおきまくりました。
連日満席で、1日何十人も接客されている中、
2か月前のことをしっかりと覚えていて下さるのです。
コーヒーを飲む際、ミルクと砂糖を使わず、
ブラックで飲んでいるお客様に対し、
今日コーヒーをお出しする際も
また砂糖とミルクをつけて出していないでしょうか?
住宅会社は、おもてなし力を徹底的に鍛えるだけで、
他社に完璧に差をつけることが可能だと
個人的に思っています。