鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3768回】 手段の話になりがち

2021年04月24日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、生産性ダントツ日本一で、

スタッフさんも超優秀&精鋭ぞろいのクライアント様に

お伺いしておりました。

 

毎回、お伺いさせていただいて、

私の方が一方的に学ばせていただいているのですが、

昨日も本当にたくさんのことを教えていただきました。

 

私、日々の仕事のことで基本、頭がいっぱいで、

いろんなFC本部や他社のコンサル会社のことなど、

全く持って興味がないため、知らないのですが、

このクライアント様の社長の情報収集能力がメチャ高く、

いつもいろんなことを教わっております。

 

そんな中で、社長がおっしゃったのは、

 

「どのFC本部やコンサル会社の広告やDMを見ても、

小手先の手段の話ばっかじゃないですか?」

 

ということ。

 

小手先の手段のことばかりを宣伝されても、

自分としては何もひっかかってこない、とのことでした。

 

集客数UPとか、紹介受注を激増させるとか、

これらは全て、事業経営の視点で見れば、小手先の手段です。

 

どういう会社を目指すのか、という目的があって、

その目的の進捗具合を示す目標があって、

その目標を達成するための一つの手段が、

集客であったり紹介販促であったりするはずです。

 

目的がそもそも何なのか?

そしてその目的に共感していただけるかが重要なのです。

 

でも住宅の営業マンとお客様の間でも、

そもそも手段の話しかしていない営業マンもいるかと思います。

 

今月契約していただければ、何をサービスします、とか、

当社の断熱性能は、ライバル会社と比較するとどう優れているのか、

などの話は、そもそも手段の話であって、

 

「何のために家を建てるんでしたっけ?」

「その暮らしを実現するためには、何が必要でしたっけ?」

「予算はいくらに押さえなくてはならないんでしたっけ?」

 

というように、目的を常に忘れないように、

一つ一つをお客様と詰めていける営業さんが

最終的に選ばれる確率が高くなることでしょう。

 

ついつい手段の話ばかりしていませんか?

 

目的あっての手段です。

 

気をつけていきましょう。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第3767回】 アウェー... | トップ | 【第3769回】 私語が多... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

住宅コンサルタントとして」カテゴリの最新記事