鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第4004回】 人脈のつくり方

2021年12月16日 | 住宅コンサルタントとして

 

私、学歴もなく、極めて一般的なサラリーマンの家庭育ち。

 

しかも友達も非常に少ないですし、付き合いも悪いです。

 

20代の頃は大手メーカーで営業マンをしていて、

社内と担当させていただいていたお客様にしか、

知り合いがいない、というように、人脈ゼロでした。

 

そして32歳でコンサルに転職した時も、

当然知り合いも誰もいないですし、クライアント様もゼロ。

 

そこから16年の期間を経て、

今ではそれなりにいろんな方たちと

お知り合いになることができました。

 

自分だけでは対応できない課題がある際、

クライアント様やビジネスパートナー様、

更には友人に相談すると、

それらを解決できる方をご紹介いただけます。

 

またコンサルティングを受けたいとか、

紹介したい会社さんがある、というように

クライアント様をご紹介いただいたりと、

本当にいろんなネットワークができました。

 

なぜ今のような形になったのか?

 

一つは自分自身、日々学び、

仕事に対して真剣に取り組んだ結果、

ビジネスパーソンとしてそれなりに成長してきたから、

だと個人的には感じています。

 

人は自分のレベルに合った人としか付き合えない。

 

自分が低いレベルにいる場合、

その上の世界で活躍している方の視界に、

自分自身が入っていないため、

知り合いにすらなれないし、

紹介していただいたとしても忘れ去られるのです。

 

ところが、自分と同じレベルの方と知り合った際は、

なぜかお互いに魅かれあい、記憶に残り、

後日何らかの形で再び会うことになると思います。

 

そしてもう一つは、

周囲の方で何か困っている方がおられた場合、

その困りごとを解決できる方を紹介して差し上げる、

ということをコツコツとやり続けることです。

 

逆の言い方をすると、

自分が紹介を受けたければ、

まずは自分がいろんな方を紹介しまくる、

ということです。

 

これをコツコツと行い、お役立ちを日々、積み重ねると、

ある時からその逆で、

いろんな方を紹介していただけるようになるのです。

 

気が付くと、紹介だけで仕事が回るようになっていました。

 

人脈は、異業種交流会などに参加したり、

いろんな会に加盟するだけでは広がらない。

 

日々の自分自身の成長と、

日頃から周囲の方たちのお役立ちをコツコツとすることで、

結果、人脈が広がっていく。

 

個人的にはそう思っています。

 

皆さんは、日々、勉強して

自身を成長させることが出来ているでしょうか?

 

また周囲に困っている方がいる場合、

その方の問題を解決できる方を紹介しているでしょうか?

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【第4003回】 どんな人に頼みたいかを徹底的に考え、そのイメージに自分を近づける

2021年12月15日 | 営業マンとして

売れない会社、売れない営業マンに共通するポイントは、

とにかく自分本位である、ということ。

 

売れない理由を商品や会社、市場環境など、

外部に探すことは天才的に上手なのですが、

自分がどう変われば、お客様から依頼をしていただけるのか、

ということを全く考えていないのです。

 

というか、売れない理由が自分にある、という自覚がないのです。

 

自分に価値観が合うお客様から選ばれるためには、

 

「自分だったら、どういう営業マンに頼みたくなるか?」

 

ということをトコトン考えて、

そのイメージに自分を近づけていくことが欠かせません。

 

自分をより良く変えていくのです。

 

笑顔、姿勢、活舌、声、所作などを変える。

 

いろんなことを学び、体験し、一次情報量を増やす。

お客様とより深いコミュニケーションをとれるよう、

多くのことをインプットする。

 

更に自分の身近にいる、魅力的な先輩や

感じの良い店員さんなどの良い部分を真似ていく。

 

こうした小さなことの積み重ねを愚直にすれば、

確実に売れやすくなっていくのに、

自分を変えようとしない、学ぼうとしない。

 

そんな営業マンから買いたいと、

思って下さるお客様は存在しないのです。

 

私、20代前半の頃、本当に売れなくて、苦労しました。

 

以前のブログでも書いたと思いますが、

同期入社で本当に魅力的な同僚が居て、

その同僚にどうあがいても、愛嬌で勝てないのです。

 

更に同僚は学生時代にゴルフをやっていて、

しかもかなりの腕前で、

お客様とゴルフに行って盛り上がっているんですね。

 

愛嬌・キャラで完敗。

 

当時の北海道のお客様は、

釣りとゴルフが大好きな方が多かったのですが、

私、そのどちらも関心が無かったのです。

 

ということで、私はたくさん勉強して、

お客様に有益な情報を提供することでしか、

その同僚に勝てないと気づき、

そこから自分を変えていった結果、

営業マンとして売れるようになっていったのです。

 

その当時は、本当に毎日、どうすればよいか、

日々自問自答したり、読書に逃げていたのです。

 

でもあの時、真剣に考えた結果、

今の自分があると思っています。

 

今、結果が出ていなくて、悩んでいるのなら、

それは自分が変わるきっかけとなるかもしれません。

 

何も動かない、

何も努力しない営業マンに、未来は無いのです。

 

動きましょう!

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【第4002回】 泥臭さ+スピード+行動量

2021年12月14日 | 住宅コンサルタントとして

住宅業界において、

業績が良い会社を外から見ると、

新規のお客様のご来場もバンバンあって、

商談できるお客様が各営業マンに多数あって、

お客様を選べる状態である、と見えがちです。

 

特に現状、業績が芳しくない会社や、

集客に苦戦している会社から見ると、

よりそういう印象を強く持ってしまいがちです。

 

ところが、外から見える景色と中から見える姿は、

全く異なっていることが多く、

業績が良く見える会社ほど、

実は泥臭いことをメチャやっていたりするのです。

 

週末の商談を埋まっていない営業マンは、

自分の商談枠を埋めるために

旧客に定期的にアプローチする。

 

業者さんやOBさんを定期的に訪問し、

良好な関係を構築する。

 

次アポ率を高めるために、

モデルハウス案内や着座商談の音声を録音し、

後から振り返ってまずい部分を洗い出し、

トークやツールを改善する。

 

部下の商談前に、進め方や準備した資料をチェックし、

細かな部分を指導する。

 

業績が良い会社は、やれることを徹底し、

圧倒的に行動量が多いのです。

 

結果が出ていない会社に共通するのは、

行動量とスピードが圧倒的に不足している、

という極めてシンプルな事実があるのみ。

 

結果が出ていない時こそ、

とっとと動く。

決めたことを最速で実行する。

 

そしてすぐに改善する。

 

頭でっかちで足が動いていない人は、

ビジネスの世界でも、スポーツの世界でも

結果が出ないのです。

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【第4001回】 メディアの情報が如何にいい加減か・・・

2021年12月13日 | 住宅コンサルタントとして

いろんな専門家や著名人、コメンテーターが

さまざまなメディアでいろんな発言をしています。

 

言論の自由があるので、

発言内容はコンプライアンス的に問題なければ、

もちろん自由ですが、

発言者(メディア含む)が本質を見抜く眼を持っているかは、

その発言後、数年してから分かります。

 

例えば、コロナに対する見解なんかも、

あれだけ煽りまくっていたメディアや専門家。

 

私、あまりにアホくさくて、

おかげでテレビを全く見なくなり、

結果、自分の時間が増えたのでありがたいのですが、

あの時、煽りまくっていたコメンテーターや

ワイドショーのMCの方たちの眼力は、

明らかになったかと思います。

 

菅元総理をさんざん叩いていた人たちは、

今の日本におけるコロナ感染状況を見て、

どんなコメントを出すのでしょう?

 

携帯電話が普及する前には、

携帯の電磁波が人間の脳に良くないと煽り、

携帯なんていらない、と言っていた方もいました。

 

私が小学生時代だった、1980年代は、

日本における当時のさまざまな問題の

諸悪の根源が、日本の人口が多すぎることである、

という論調が非常に強かったりしました。

 

今、人口減がさまざまな諸問題の原因である、

という論調になっていますよね?

 

すなわち、メディアが流す情報なんて、

正しいものもあれば、間違っているものもある。

 

だから自分で日々、情報をインプットし、

それを自分なりに分析理解することが重要ということです。

 

先日、日経ビジネスの過去版を

数十年に渡って読み返した、

競争戦略の楠木健さんがおっしゃっていましたが、

日経ビジネス上では過去数十年に渡り、

毎年、産業革命が起こっているそうです(笑)。

 

皆さんは、メディアの情報を鵜呑みにしていませんか?

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【第4000回】 最高の環境

2021年12月12日 | 住宅コンサルタントとして

今日でこのブログも4000回。

 

起業して以来、毎日、投稿していますので、

今日が起業して以来、4000日となります。

 

もうこれは本当にご縁を頂戴しています、

素晴らしいクライアント様のおかげでございます。

 

本当にありがとうございます。

 

これからもクライアント様のお役に立てるよう、

日々精進し、学び続けます。

 

 

さて本題です。

 

コンサルタントにとっての究極の理想は、

今、ご縁を頂戴しているクライアント様が、

より良い会社になるために必要なことだけを考え、

その実現のためにすべての時間を使える、ということ。

 

違う表現をすると、

新規のクライアント様を探す時間をゼロにすること。

 

リピートと紹介だけで、年間のスケジュールが埋まること。

 

本当にありがたいことですが、

私自身は今、その状況にあります。

 

これは、コンサルに転職してから1年後の

2006年頃から気づいたのですが、

コンサルタントの大半の方たちは、

常に新規のクライアント企業を求めていました。

 

その理由は、お付き合いをさせていただいている、

クライアント企業の大半から、

契約期間満了前にコンサルティングを辞めたい、

と言われたり、更新されなかったりするケースが、

圧倒的に多い、ということにありました。

 

ですから、常に新しいクライアント企業を探すことで、

頭の中がいっぱいになっている訳です。

 

そういう状況では、

今のクライアント企業のことよりも、

新規のクライアント企業とどう出会うか、

ということを優先して考えるようになる。

 

それじゃ、いいコンサルティングなんてできる訳ない。

 

そう気づいたのです。

 

どうすれば、クライアント様のことだけを考えて

仕事ができるようになるのか?

 

それは、リピートと紹介だけで、

自分のスケジュールがいっぱいになることだと思ったのです。

 

その実現のためには、

クライアント様にノウハウを提供するだけでは無理で、

クライアント様の未来を共につくっていくスタイル、

すなわち、未来に向かってクライアント様の伴走をしていくように、

自分が変わる必要がある、と考えました。

 

更にマーケティングと営業のご提案しか、

最初の頃はできなかったのですが、

クライアント様の成長と共に、

いろんな分野のご提案ができるようにならなければダメだ、

と思い、それ以外のいろんな分野のことを勉強しました。

 

また、コンサルタントの情報提供だけでは、

クライアント様に満足していただけないようになる、

ともかなり前から気づいていて、

クライアント様同士が仲良くなり、

情報交換を積極的に行っていただけるような、

素晴らしいコミュニティをつくりたい、と

10年以上前から思っていて、

クライアント様同士の交流を積極的に企画しました。

 

コンサルタントになって16年。

 

いろいろなことに取り組んできた結果、

本当に素晴らしいクライアント様とご縁を頂戴し、

理想的な環境で仕事に打ち込める。

 

クライアント様の大半がお付き合い10年以上で、

各社様、お付き合いがスタートした時と今では、

規模も業態もかなり進化成長されました。

 

こんな幸せなことは無い、と

心からクライアント様に感謝しております。

 

そして家庭のことはほったらかし。

仕事のことだけを考えられる環境をつくってくれている、

家内にも本当に感謝をしています。

 

こんなに恵まれた環境で仕事をさせてもらっているので、

仕事に全力で向き合うのは当たり前。

 

今後もゴリゴリ仕事をしていきたいと思っています。

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【第3999回】 楽しく仕事に取り組めるようになった理由

2021年12月11日 | 営業マンとして

就職して2年間は、鳴かず飛ばずの境遇で、

仕事が楽しくなく、

(上司や先輩には恵まれていました)

転職しようかと悩むこともありました。

 

というか、20代の頃は結構悩みがあって、

よく先輩とかにも相談していました。

 

今の自分からすると、考えられませんが・・・。

 

仕事をする上で、自分の中に軸となる哲学もなく、

ただ上司の指示や会社の方針に沿って仕事をする毎日。

 

このままでは、パッとせず、組織に居場所がない、

残念なオッサン一直線だと危機感だけはありました。

 

自分を変えたい。

 

その一心で、私は読書に逃げました。

 

本の中に、答えがあるかもしれない。

 

そこから、

 

「伝説の営業マンのマル秘テクニック」

 

という、今では全く見向きもしない、胡散臭いタイトルの本を

片っ端から購入し、読みましたが、

全くピンと来ず、最後まで読めないくらい、内容が薄い。

 

 

「本の中にも答えがないのか・・・」

 

と日に日に凹んでいきました。

 

そんな中、中谷彰宏さんの本に出合ったのです。

 

今、与えられた環境の中で、

感謝の気持ちを持って取り組む。

 

誰よりも早く来て、誰よりも量をこなす。

 

どんな仕事でも、楽しみを見つけられる眼を持つ。

 

お客様は本当は何を求めているのか、というヒントも

たくさん書かれてありました。

 

中谷さんの本で学び、学ばせてもらったことを実践する。

 

すると、仕事が面白くなっていき、

お客様の反応も変わっていき、

数字がドンドンついてくるようになりました。

 

当時の中谷さんの本の大半を購入していたと思います。

 

そして次に斎藤一人さんの本に出会いました。

 

斎藤一人さんのポジティブで、

しかも本質をついた内容に、

一気に引き込まれました。

 

毎日、「ありがとう」「感謝してます」というように、

いろんなことに感謝するように無理やりしていたら、

自然とそういうことができるようになりました。

 

結果、ますます多くのお客様から

買っていただけるようになりました。

 

気づけば、仕事が大好きになっていました。

 

仕事が好きで、仕事が趣味になっていました。

 

その理由は、20代の頃に出合った、

素晴らしい本のおかげでした。

 

自分はたくさんの名著に救ってもらってきました。

 

だから困っているクライアント様のスタッフさんを見ると、

おせっかいですが、その方に合った本を

進めさせていただいております。

 

そして20代の頃から読書の習慣があると、

40代になっていろんな面で本当に役に立ちます。

 

動画も暇つぶしには良いですが、

文字だと行間を創造したり、

文字から映像をイメージしたり、

難しい言葉に出会ったりして、

本当に頭を使います。

 

これが本当に良いのです。

 

読書、コツコツとしていますか?

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【第3998回】 2022年の重点テーマ

2021年12月10日 | 住宅コンサルタントとして

住宅会社として2022年、

特に強化しなくてはならないことは何か?

 

私自身、いろいろ研究したり、事例を収集したり、

考えに考え抜きました。

 

そんな中、ついに自分の中で

いろいろインプットしてきたことがまとまりました。

 

商品戦略・マーケティング戦略・営業戦略・採用戦略など、

各クライアント様に合わせて、カスタマイズして

12月~1月にかけてご提案させていただきます。

 

既に数社のクライアント様にご提案したのですが、

まあ業界内でどこもやっていないので、

事例を弊社のクライアント様の中で

作っていただかなければなりません。

 

これをやっていくと、

一般のユーザーさんからは、

何屋さんかよく分からない、と言われるでしょうが、

それが正しい方向です。

 

今年に入って、弊社が言い続けていることを

更に深化させていくような感じです。

 

ただ、こうしたことを展開していく上で、

本当に組織力が重要となります。

 

決めたことを確実に実行できる組織。

なぜそれをやるのかを理解できるメンバー。

 

マーケティングも接客営業も、組織で行う時代。

 

個の力では、もう通用しなくなっていくのです。

 

提案を消化できる組織力。

 

ここを強化して参りましょう。

 

でも、弊社のクライアント様の広報チームは、

各社、最強レベルです。

 

きっと実行できますよ!

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【第3997回】 売る側が選ぶ時代が近づいている

2021年12月09日 | 住宅コンサルタントとして

「買う側(=お客様)が偉い」という価値観が

日本は異常に強いですが、

世界では全く通用しない価値観ですし、

もう間もなく、「お客様=神様」という概念も

無くなっていくことでしょう。

 

世界的に見ると、あらゆるものが、

 

「需要>供給」

 

という関係にますますなっていくのです。

 

例えば、労働者人口は、

先進国ではどの国も不足傾向にあります。

 

その先進国に労働者を輩出していた国々でも

少子化は年々、進んでいるので、

間もなく(というか既に)移民の争奪戦が始まっています。

 

小麦や大豆などの食品、原油などの資源も、争奪戦です。

 

そして我々の業界でも、職人さんの争奪戦が起こっています。

 

受注しても、工事を請けてもらえる職人さんを確保しなければ、

着工できないということが起こるのです。

 

職人不足は、営繕やリフォームの世界で、

より顕著に影響が出るでしょう。

 

日本の消費者は、例えば水栓が壊れた場合、

業者さんに依頼すれば対応してもらえる、

それが当たり前だと思っていて、

その業者さんが材料代と手間賃と出張費を請求した場合、

価格交渉したり、出張費にいちゃもんをつけたりする方もいますが、

そのうち小工事に対応してくれる業者さんが激減し、

対応してもらえなくなる時代となります。

 

消費者側が、「何とか対応していただけませんか?」と

業者さん側に依頼せざるを得ない時代が間もなく来るのです。

 

未だに偉そうな態度でふるまう、オラオラ系の方は、

どの業者さんからも対応してもらえなくなるのです。

 

依頼する側だから、

お金を払う側だから、

少々、理不尽なことを言ったり、

売り手の方たちに敬意が欠ける人は、

相手にされなくなるのです。

 

皆さんは、売り手側から選ばれるお客様ですか?

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【第3996回】 「安全・快適・便利」というコンセプト

2021年12月08日 | 住宅コンサルタントとして

昭和~平成初期の時代までは、

「安全・快適・便利」というコンセプトがウケていたと思います。

 

例えば、家電であったり、自動車であったり、

日本が得意な業界では、本当にこうした機能がウケました。

 

ところが、今やこのキーワードに、

ほとんどの消費者は心踊らなくなりました。

 

それが当たり前になったからです。

 

この消費者の変化に気づけず、

未だにいろんな機能を搭載し、

より安全・より快適・より便利を目指している、

日本の大手家電メーカーからヒット商品は

なかなか生まれていないのが現実です。

 

逆に機能はシンプルで、デザインを研ぎ澄まし、

それがキッチンやリビングにあると何かテンションが上がる、

バルミューダからヒット商品が出る、ということは、

昭和のコンセプトに価値を感じなくなったお客様が増えた、

ということでしょう。

 

ワクワク・ドキドキするもの。

どこか懐かしいもの。

なんとなくあたたかいもの。

メチャ、面白そうなこと。

人のやさしさやぬくもり。

 

こうしたエモーショナルの価値がますます上がっていくのです。

 

もちろん、安全・快適・便利というキーワードは非常に重要で、

押さえておかなくてはならないことは、言うまでもありません。

 

でもそれだけでは、お客様は価値を感じないのです。

 

お客様の変化に合わせて、自社をつくりかえていきましょう。

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【第3995回】 徹底的に真似る

2021年12月07日 | 住宅コンサルタントとして

ビジネスの世界で、

ゼロから1を生み出して成功する人は、

猛烈なセンスと圧倒的な努力ができる、

一部の天才のみが可能かと思います。

 

一般レベルの才能やセンスしかない

ビジネスパーソンであれば、0→1ではなく、

既に成功している方の真似をさせていただき、

そこからアレンジを重ねてオリジナルに結果、なった、

という方がうまくいくと感じています。

 

弊社のクライアント様では、

商品開発でもSNSでもYouTubeでも、

うまくいっているクライアント様の真似を

とにかく徹底的にやっていただく、

ということを推奨しています。

 

オリジナルなんて不要。

 

とにかく素直に、そして愚直に真似る。

 

成功事例として、住宅会社のスタッフさんが

YouTubeに出ているのであれば、自分たちも動画に出る。

 

テロップのフォントまで、完璧に真似る。

 

そこまで徹底することで、必ず成果につながります。

 

ところが、変なプライドがある会社や、

プライドが高いビジネスパーソンの場合、

オリジナルを追求したくなり、取り組むのですが、

結果、イメージ通りの成果が出ない。

 

そしていろんな方に相談し、

人様の意見を聞いて素直に行動するかと思いきや、

うまくいっている会社のあら探しをしたり、

自分たちのこだわりを反映させたくなったりして、

結果、完コピできなかったりします。

 

で、中途半端な出来になり、結果が出ないのです。

 

私個人的には、うまくいっている方や会社の真似を

徹底できない方たちの気持ちが全く分かりません。

 

自分たち自身、大した成果も出せていないし、

まだまだ若葉マークレベルなのに、

なぜそんなにプライドが高いのか?

 

なぜそんなに勘違いされているのか?

 

なぜそんなに素直さや謙虚さが足りないのか?

 

徹底的に真似ることができる方は、

基本、すなおで謙虚だと思います。

 

皆さんは、うまくいっている方の完コピを

すなおに実行できますか?

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【第3994回】 自分の原点を再確認する機会

2021年12月06日 | 住宅コンサルタントとして

昨日はおそらく半年ぶりくらいに開催となった、

前職時代の経営者が京都に集まる京都会でした。

 

鴨川沿いの水炊き屋さんで、

昼間からオッサン4名が酒を飲む、という感じ。

 

皆、経営者ですが、先輩が経営する会社は上場し、

一番若手が経営する会社は、脱毛サロンを開業したり、

と皆、コロナ禍でも積極的に活動されていました。

 

またこのメンバーの中で最も社交的であり、

顔が広くて友人が多い同僚も、

いろんな活動を通じてさらに人脈を広げていました。

 

私だけが、何も変わらず、愚直にコンサル業に専念する、

という、新しいネタも面白い発言もできない感じ。

 

こういう優秀で華があるメンバーの中に行くと、

皆、常に変化があって、刺激を受け、

自分も何かしなければ、という気持ちになりますが、

いつもそこで、コンサルになった時の原点を思い出すのです。

 

住宅業界以外のことはやらない。

 

日本の住宅のデザイン面・性能面を

欧米並みに高めるサポートを行い、

住環境の向上に貢献する。

 

コンサルは黒子であり、

目指すのはクライアント様がより良い会社になることのみ。

 

素晴らしい住宅会社が日本全国に1社でも多く増え、

健全な成長をすることで地元の雇用を生み、

地元の職人さんに仕事をお願いすることで、

技術の継承にもつながっていく。

 

結果、地域の活性化に貢献する。

 

正しい方向で商売をすれば、

商売を続けるほど、売れやすくなっていく、

という事例をたくさんつくっていく。

 

ということを実現するために、

自分はこの仕事を選んだのであって、

その原点を忘れず、改めて自分の道を追求していこう、

と感じることができるのです。

 

優秀な方たちと会うことで、

自分の至らなさを感じることができるうえ、

自分が何を目指さなくてはならないかを再確認できる。

 

だから、自分よりもはるかにレベルが高い方たちと

お会いする時間をいただけることは、ありがたいのです。

 

自分の原点を再確認する。

 

皆さんはできているでしょうか?

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【第3993回】 出張が多い方へのお役立ち情報

2021年12月05日 | 人として

年間200泊以上、ホテルに宿泊。

 

効率的に移動するために、飛行機や新幹線だけでなく、

レンタカーも利用することがメチャ多かった2021年。

 

おそらく、ホテルの予約や移動手段の予約に関して、

自分で言うのも何ですが、かなり詳しいと思っています。

 

出張や旅行に行く方に、おすすめの情報をまとめます。

 

※宿泊に関して

 

すぐに思い浮かぶのが、楽天・じゃらん・一休かと思いますが、

私は圧倒的に一休派です。

 

同じホテルを取ったとしても、ポイント還元は、

圧倒的に一休の方が高いのです。

 

更に週末には、毎週、お得なセールをやっているので、

予約サイトで言えば、一休が個人的におすすめです。

 

 

※飛行機の予約に関して

 

最安値を探すには、スカイスキャナーというサイトがおすすめ。

 

スカイマークやフジドリームエアライン、IBEX、スターフライヤー、

ピーチやジェットスターなど、JAL・ANAも含む、

全ての路線での最安値がすぐに出ます。

 

ただ、代理店で胡散臭そうなところは避けた方が良いでしょう。

 

 

※レンタカーの予約に関して

 

レンタカーに関しては、「たびらい」というサイトと

タイムズレンタカーのサイトを比較して、

お得な方を予約するようにしています。

 

例えば、タイムズレンタカーの会員になっていたとしても、

タイムズの予約サイトより、

たびらいでタイムズを予約した方が圧倒的に安い、

という変な現象もたびたび見受けられます。

 

たびらいの良いところは、

例えばA地点でレンタカーを借りて、

B地点で乗り捨てする場合、

乗り捨て料金無料のレンタカー屋さんが見つかるかも、

ということ。

 

これ、メチャでかいので、レンタカーを借りる際は、

よくたびらいなどを利用して、各店の比較することが

非常に重要だと思っています。

 

年末年始、お出かけする方もおられるかと思いますが、

参考になれば、幸いです。

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【第3992回】 パターン化発想

2021年12月04日 | 住宅コンサルタントとして

スタッフさんが結構多いのに、

完工棟数が少ない住宅会社が存在します。

 

棟数の割にスタッフさんが多い会社に限って、

皆、とても忙しそうに仕事しています。

 

なぜ、生産性が高くならないのか?

 

そういう会社に共通するのは、

あらゆる部分に基準が無いため、

お客様との打ち合わせ回数がとにかく多い。

 

更にはその打ち合わせ回数の多さを

むしろ、自分たちの強みだと勘違いしている。

 

あらゆることをややこしくして、

社内打ち合わせや職人さんとの打ち合わせ回数が

とにかく多くなりがちで、結果、ミスも増える。

 

そのフォローなどで、スタッフさんも疲弊する。

 

というような感じになっていくのですね。

 

社員さんは、目の前のお客様に喜んでもらうことや、

良い家を建てることに対して、頑張ってくれます。

 

ところが、自分たちが頑張っているのに、

会社が赤字になったり、収入が下がったりすると、

モチベーションが下がってしまいます。

 

良い家が完成し、かつお客様も喜ばれ、

その上で自分の頑張りが数字につながる。

 

その実現のためには、生産性の向上が欠かせません。

 

生産性の向上のためには、パターン・基準・ルールをつくる、

ということが最も近道です。

 

例えば、窓は今、外だけでなく中も色を選べますが、

中の色はホワイト一択にするとか、

建具の色やデザインもたくさんありますが、

2パターンに絞るなどです。

 

階段や笠木、吹き抜け部分の収まりなどは、

基準をつくって図面と写真で職人さんや施主様に

説明ができるようにしている。

 

多棟数やっている会社では当たり前なのです。

 

毎回が完全オーダーメードでは、

生産性が上がりません。

 

結果、社員さんに疲弊感が出ます。

 

業績を向上させつつ、生産性も向上させる。

 

それこそが、経営者に求められる能力なのです。

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【第3991回】 コンサル業を始めた会社の将来

2021年12月03日 | 住宅コンサルタントとして

私、同業者に全く関心が無いので知らなかったのですが、

ここ数年、業績が好調と言われている住宅会社の経営者が、

コンサル業を立ち上げ、展開しているということが、

結構盛んである、と最近教えていただきました。

 

教えていただいたサイトを見ると、

最近、とあるエリアで元気がよいと

言われている会社も加盟していたり、

昔からいろんな会社のノウハウを買うのが大好きで、

FC加盟&パッケージ購入マニアの会社も加盟していたり・・・。

 

私自身、コンサルタントになって16年ですが、

この16年の間に業界内で起こったことを

整理したいと思います。

 

まずは2006年頃から、

リフォーム業界で成功(したと言われていた)会社の社長たちが

コンサル業を開始したり、FC展開を始めたりしました。

 

次に2007年~2008年頃だったかと思いますが、

新築業界で当時、勢いのあった住宅会社数社が、

いろんなFCやVCを立ち上げ、

自社で研修したり、自社のノウハウ提供したりと

活動していました。

 

ちなみに、リフォーム会社でコンサル業を立ち上げた方々は、

確か1社を残して、ほぼ倒産したかと思います。

 

そして2010年前くらいに自らFC・VCを立ち上げた、

住宅会社の大半は、加盟先がほぼゼロとなったり、

ピーク時から半数以下になったりしています。

 

更には本部機能である自社の業績も、

パッとしなかったり、組織崩壊してしまったりなど、

うまくいっていない様子。

 

要するに、加盟店も自社も、うまくいっていない、

というケースが大半なのです。

 

更に立ち上げ当時は、

加盟活動やノウハウ開発も真剣だったのが、

10年経過すると熱が冷めたのか、

実質的には活動できていないに近い感じなのです。

 

2010年前の成功企業の情報やノウハウが、

現代では通用しなくなった、ということでしょう。

 

コンサル事業を立ち上げるにしても、

FCVC本部を展開するにしても、

消費者やライバルの変化に合わせて、

提供する商品やノウハウを進化させていかなければ、

10年先には通用しなくなる。

 

だから常に市場や消費者心理を研究し、

商品やノウハウをアップデートし続けなければならない、

ということを理解されているとは思いますが、

それを飽きずに10年以上、取り組む覚悟があれば、

加盟された住宅会社も本部で仕事されるスタッフさんも

幸せになられるかと思います。

 

一方、これまでの自社が開発した商品やノウハウの切り売り、

ということしか考えられていないのであれば、

おそらくは10年は持たないと思います。

 

学び続け、進化し続ける覚悟を持っているかは、

10年後に明確になるでしょう。

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【第3990回】 予習対応型マーケティング

2021年12月02日 | 住宅コンサルタントとして

イケてる住宅会社の大半は、

SNSを非常に上手に活用し、

自社のメディアを持つようになりました。

 

自社メディアを駆使し、

来場する前のお客様が自分のペースで

自社の情報収集を可能にしています。

 

「来場してから伝える」というのは、

もう完全に時代遅れで、

来場前に如何に伝えきっておくのか、

という部分で勝負がつく時代になりました。

 

お客様は住宅会社に来場する前に、

徹底的に予習されているのです。

 

ということで、このお客様の変化に適応し、

来場前に伝えきるマーケティングを

弊社では「予習対応型マーケティング」と名付けており、

この強化をクライアント様に提案してきましたが、

ここにきて、さらにより一層強化が必要となりました。

 

動画をうまく活用し、

来場前に伝えきる時代。

 

皆さんの会社は適応できているでしょうか?

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