今月のお料理教室【melusine:メリュジーヌ】は、
X'masを意識した、チキンの
【スパークリングワイン/シャンパン煮】 でした
このメニューは、
先生がまだ自宅サロンでレッスンしていた頃に
教えて頂きましたメニューで
私が最もワクワクした、大好きなお料理の一つです
スパークリングワインや
シャンパンで煮る
・・・・・どんな味なんだろ????
という
何か「実験」のようなときめき感があったのですね
でも
「きっと・・・おしゃれな料理って、味は‘ガッツリ系’ではないだろうな・・・」
と
ガッツリ系の味の好きな私は(あ、ご飯が進む味のことですね)
そのお料理を「おもてなし系」の味として位置付けることにした。
チキンをある簡単な方法で
おいしくなる下処理をしたあと
スパークリングワイン(またはシャンパン)で煮ていきます。
(ワイン⇒さっぱり シャンパン⇒コクがでる)
このほか
色々調味料などもいれますが
この時はスープがだくさんあります。(シチュー?のイメージ?)
ですが
これを半分くらい減るまで
煮詰めていきます。
スープではなく「ソース」にしていくのですね
ですが、
「このスープが好きな方は煮詰めすぎないで
スープとして楽しんでも良いのですよ」
と
色々な食べ方までも教えてくださいます
私はこのスープの味が大好きすぎて
ソースとしての量では物足りないので(笑)
スープ派です
最初、口にした時は
思っていた味と全く違う、
「なんだろう・・・これ、すごく美味しい」
と
その味をうまく説明できない味なのですが
どこか懐かしく
「また食べたくなる味」なのです
おもてなし料理にもなりながら
毎日のメニューでも作りたい、味。
おしゃれな味は毎日の食事には喜ばない家族にも
「美味しい」と喜んでもらえる味。
そんな不思議な感動の味だったのです
ベースの味に「スパークリングワイン」が入ると
説明できない味になる。
でも
確実に美味しい
ピンクだったスパークリングワインが
美しい輝きのあるイエローに変わる
つやのあるオレンジイエロー。 (チキンの上にとろとろの玉ねぎのっています♪)
作る工程もワクワク楽しく
「どんな味になるのだろう・・・」
ときめきながら出来上がったその味に
また感激する
私はこのお料理に出合った時
改めて
「先生が【家庭料理】になぜこだわるか」が
はっきり分かったきがした。
和食でもない
中華でもない
イタリアンでもない
でも
「絶対に教えたい、伝えたい味」
なのだと。
先生が「中華料理教室」に限定してしまえば
このお料理は教えられなくなってしまうし、
あの「いつもの肉じゃがが簡単に料亭の味」も
教えられなくなってしまう。
ジャンルを指定してしまうと
偏った料理しか教えられなくなってしまう。
でも
毎日食べるメニューは
バラエティに富んでなくてはならない。
だから
あえて
ジャンルを外し、
「家庭で食べてもらいたい色々料理」
に先生はこだわるのだ。
お料理は
「このジャンルだけ得意ならそれでいい」というわけではない。
毎日食べるとなると
「飽きない」ということが大事となる。
だから先生は
すべてのジャンルの味の「最高」を知り、
それをおしみなく教えてくださるのです。
これってすごいことなんですね
オールジャンル、ですから
本来、すべてのジャンルを学ぶには
中華料理教室
イタリアン教室
フランス料理教室
それぞれ習いに行かなければなりません。
それは本当に大変なことです
だから、「家庭料理」というカテゴリにこだわり
色々なジャンルをまんべんなく作れること
それこそが
毎日作り食べる料理として最善と考えているわけなのです。
先生は
横浜中華街に、あるすごい先生が来た時は
自ら申し込み
マンツーマンで何回もレッスンを受けるくらい
ものすごいエネルギーを持った人です。
中華をマスターするには
本物のすごい先生に直接習う。
納得いくまでとことん学ぶ。
そして
自分ではありとあらゆる麻婆豆腐を食べ尽くす。
そのすべてを総合して出来上がったものが
あの
「男が喜ぶ最高のマーボー豆腐」なわけです。
1つ絞りこんだらとことんその味を追求する。
その味の、最高の味を知る。
このように
すべてのジャンルにとことんエネルギーを注ぎ
一つ一つ、「最高の味」を
長い長い時間をかけ、完成させてきたわけです。
私は個人レッスンも長いので
色々な事を先生とお話してきましたが
心底、惚れております
これも以前の記事に書きましたが
先生はお菓子の分野は関係ないにも関わらず
お菓子の神様のような師匠の、弟子レベルで学んでいます。
このすごい師匠は
その世界では有名な神のような存在の人ですが
先生の熱心さから
なんと一対一で、個人レッスンを引き受けているのです。
(びっくりです)
私が先生の作ったケーキを食べた時、
「これ・・・なんですか」
と驚いて聞いてしまったくらい
どの有名なケーキよりも美味しかったのです
納得です
(神の味をそのまま引き継いでいるわけですからね)
【家庭料理】というジャンルは
その一つ一つのメニューの完成度を高くしなければならないため
非常に大変なものだと
生徒の私でさえ、実感しています
中華なら、
本家のすごい方に直に習う。
またある時
その料理のプロが来れば
必ず足を運ぶ。
すべてのものにアンテナを張り巡らし
そこから「最高の味」に時間をかけて仕上げていく。
先生のメニューには
何時間、いや、何年かけて完成させた味(メニュー)ばかりなのだ。
先生が何年もかけて作り上げた味を
生徒の私たちは
楽しみながら教えて頂くだけ。
贅沢以外のなにものでもない。
本当にすごいことなのだと改めて感じます。
P.S 【家庭料理】は、色々なジャンルの選び抜かれた「最高の味」をマスターできる
とても贅沢なカテゴリーです
☆家庭料理【melusine】はこちら⇒☆