午前中は、珈琲の焙煎教室。初心者は、焙烙(ほうろく)という煎り番茶を煎る
道具を使って焙煎のコツをつかむ。青白い生豆が、時間とともに、焦げ茶色
になり、芳香な香りの煙をだし、ハゼる音とともに、完成させていく過程の
どれもこれもが、五感を刺激して楽しいものだ。
午後の無茶しぃの会は、その「ほうろく」を使って、煎り番茶に挑戦。
昔から京都では「京番茶」といって、大き目の葉っぱを煎ったものを、日常に
飲んできた。料理屋なんかにいっても必ずでてくる。最近は、煎り番茶の中
に内包されている「ポリサッカライド」という多糖体が、血圧や血糖値の上昇
をおさえるのに一役かっているということで注目されている。もともと
緑茶にはカテキンが多く含まれ、栄西禅師が中国からもってきた時は、「薬」
だった。
日常茶飯になるのは、江戸時代からだけど、昭和平成になると、日常すぎて
ありがたみの薄い存在になった感はある。でも珈琲と同じく、「毎日おいしい一杯を飲む幸せ」
を感じながら生きていければ、こんなに幸せなことはない。できたら、畳の部屋で正坐して、
掛け軸なんかを眺めながら一服できたら「日本人にもどれて」、より幸せな瞬間を享受できると思う。
今日は午前中が「卒啄珈琲塾」 午後は「無茶しぃの会」
途中、作家の友達が打ち合わせにきて、夕方は「落語の会」
ここんところ休み返上で、がんばって楽しんでいる。感謝。
明日は「ダメから始める中国語」
いよいよ明後日から12月。
12月の予定
2日(日) ピアソラヴェノス
演奏:平山伸一郎(ヴァイオリン)・赤松林太郎(ピアノ)
19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)
14日(金) MUSICA LIBERA TOKYO
演奏:フレッド・ヴァン・ホーフ(ピアノ)・山根孝司(クラリネット)
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
21日(金)大石学&LUNA ジャズライブ
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
28日(金) MUSICA LIBERA TOKYO
演奏:山根孝司(クラリネット)・大宅裕(ピアノ)・宮坂拡志(チェロ)
19時開場 19時半開演 ¥5,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)
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