長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

吹き飛ばされそうになった。

2013-03-14 08:07:01 | Weblog
昨日は午前中が「卒啄珈琲塾」だった。
いいマンデリンが入ったので、マンデリンを焙煎した。
馬面、というのをしばらく使っていたけど、最近はオーソドックス
なものに戻した。これをブレンドすると、ハードボイルな映画の
シーンに似合うような「素敵な一杯」の珈琲になる。

まかないのカレーと珈琲を飲んで、てくてく歩いて錦糸町にいく。
徒歩20分くらいで到着。午後の「無茶しぃの会」で使う「山田屋まんじゅう」
を買い、古本屋で、夏目漱石の「草枕」をゲット。
ちょうど台風のような暴風雨に見合われる。ベビーカーを連れた若いお母さん
が、赤ちゃんごと吹き飛ばされそうになっていたので、重しかわりに、ベビーカー
をつかまえて、近くのビルまで誘導。放射能や黄砂にまじってPM2.5やら、
いろいろなものがまわりに降りかかってくる。夏目漱石に「それから」というのが
あったが、日本人の「これから」も、たいへんなことになっている。

天真庵と、この小説「草枕」との奇妙な縁を「無茶しぃの会」説明しながらお茶会。
「百尺」「高泉」「黄檗三筆」・・・和の文化というのは、根っこが深く
繋がっていくのが、とてもおもしろい。「結び」を大切にしていると、不思議
な世界にいざなわれていく。時代がかわっても「とかくこの世は住みにくい
」ことには変わりがない。さて、その中でどうやって楽しく生きていこうか・・
無茶しぃのお茶仲間や、夕方にある織田流煎茶道の仲間たちとお茶を飲みながら
考えてみよう。茶はいい。まったく矛盾がないのがいい。調和される感覚がいい。