天真庵の前に寿司屋(宅配寿司)ができた。できる前からスタッフが蕎麦を食べに
きてくれたり、開店の日に寿司をもってきてくれたり、フレンドリーな付き合いが
できている。昨日は常連さんのおじいちゃんと話をしていたら、もうすぐ89歳になると
いう。自分の年も一歳逆さばを読むくらい計算が苦手というか、年なんかに無頓着だけど、
どう考えても、89歳ではないので、生まれた年を聞いたら「関東大震災の前年」とのこと、
「では今が90歳で、誕生日がきたら91歳でっせ」となり、「卒寿をやらねば」ということになり、
「では、ぼくが前の寿司をおごる。」と江戸弁でのたまわれ、一番高い寿司をごちそうになりながら、人生を語り尽くした。
「寿司はおごられてこそ、味がわかる」という名言がある。値段のことや、誰が勘定を払うなど邪念が入ると、味どころ
ではない。卒寿。大正・昭和・平成と3つの時代を生き、震災、戦争を生き延び、スカイツリーができるまで生かされて
いる命を共に祝った。生きていく命、死んでいく命、どちらも尊い命。
明日は「順受の会」 この会のメンバーで元気な女社長が今年のはじめ、ガンで昇華された。65歳。
来年で20周年を迎えるけど、卒寿までは無理にしても、命あるかぎり、続けていってほしい会。
明後日は10月になる。「英語で蕎麦会」
この会の先生に嫡男が生まれ、一歳になった。「ママ」よりも先に先生に「とんしゃん」と
いったらしい。前世で界隈の花街で三味線でもききながら酒を飲んでいたのでは
なかろうか?♪向島 風に吹かれて チン・トンシャン