昨日はゆみちゃんが、「エステ」を二階でやる日だった。大奥よろしく
男子禁制になり、花になる人候補生が、二階にあがった。
夕方は「インヨガ」で、これまた、自分磨き上手の女子たちが集まった。
9月10日(土)の夕方6時から「TQセルフエステ」(ワークショップ)が始まる。
「TときめいてQキュン、のTQ技術を使ったセルフエステで、その後は自宅でも
磨けるような内容」らしい。楽しみだ。
事実、花の咲くエネルギーというのが、この宇宙には存在しているし、花のある人も
存在している。枯れた花を咲かせるのは難しいが、一輪の花を持ち続けるような
人生をおくる「気」は大事だ。世阿弥さまは、そんなこころを「不失花」(うせざるはな)
とのたまわれた。毎日毎日の「こころの置きどころ」の口伝書。
二階の床の間には「頼山陽」の軸をかけている。
ぼくたちが育った北九州の小学校では、運動会の騎馬戦のことを「川中島」
といった。運動会のむすびの一番、みたいなもので、最初に「鞭声粛々・・・」
が吟じられる。
「鞭声粛粛夜河を過る」。北九州で「川中島」?なんか妙だけど、この漢詩は頼山陽が作った
ものだから、たぶん当時の教育委員会のえらいさんの中に、頼さんの熱烈なファン
がいたに違いない。かの向田邦子さんは小さいころ、鞭声を「便声」と感違いして、
おなかをくだした武士が、がまんしながら夜河を渡る姿を連想して、この詩が吟じられる
とおなかをかかえて笑っていた、というのをエッセーで読んだことがある。
今日は「お花のお稽古」。詩吟もそうだけど、花やお茶の世界は、まこと奥が深く、
日本人の知恵の曼荼羅を遊泳しているような気分になる。
今日は日曜日なので16時で閉店。
明日の朝は「卵かけごはん」夜は「書の会」
火曜日・水曜日・木曜日は「お休み」です。