一昨年の12月に「暮らしの実験室・やさと農場」にいった時、あさごはん
に「卵かけごはん」がでた。田舎のおいしい空気の中で、無農薬の野菜のえさをついばみ、
広い小屋にほどよく平飼いされ、しかも男女共学みたいに雄鳥もいっしょで、愛情いっぱい
に育った鳥が産む卵を、そのままでも美味いのに、人が喰うのに、ひとくふうした食べ方を
教わって、その食べ方が天真庵の標準になった。最近「卵かけごはん専用醤油」というのが
あるけど、うちでは「そばのかえし」にしている。ふりかけも、京都から取り寄せるかつおぶし
をそば用の汁にしたものを、細かくして、ひとつはそのまま、もうひとつは、そばの甘いほうのかえしで
佃煮風にして供している。この「ひとてま」が、たかが玉かけごはんを、100倍くらいうまいものにする。
昨日の「蕎麦打ち」の後の「すし」は、いなだと、なんとかいうめずらしいイカをおろして使った。
もちろんマグロや卵焼きなど、鮨の王様も使った。来年の島原の蕎麦&すし会をイメージしながらの
会になった。4人で4合のごはんが、あっという間に空になった。「すし」というのはハレの日にいい。
これから「卵かけごはん」
夜は「福の会」 世の中が大きく動き出した。人間として、ほんとうに自由に生きる、という意義
が問われそうな時代。「福」というのは、田んぼの恵みも、神棚に手向ける、という象形文字から発達したもの。
そんな勉強をこの会でやっている。今日から「新そば」である。大地に感謝しながら、新そばをみなで味わってみたいものだ。感謝。
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