昨日の昼は、銀座のはずれにあるうらぶれたそばやで食べた。
といっても、知る人ぞ知る蕎麦屋で、以前はよく食べにいったものだ。
さすがに不景気になったので、玄関においてあるイスまでは、座って
いないけど、あいかわらず昼間からお客が楽しそうに、お酒を飲んだり、
蕎麦を手繰っている。長い時間をかけて自然と老舗になった、といった風情。
まず、えびすビール(しかおいていない)の中瓶でのどを潤す。
つまみは、湯上り美人(えだまめ)。料亭でよくでてくる薄手のグラス
で飲むと、ひときわ美味い。ひとりで飲んでいても、目の前に湯上り美人がいる?
なかなか愉快な命名をしたもんだ。
ここは、地酒も充実している。冷蔵庫に各地の地酒が冷えていて、そこに
値札がついてある。一合の値段。うちでも人気の上喜元に「1000」
と書いてある。
着物をきた女将に「上喜元と玉子焼き」を注文。
そばやの玉子焼きは、かえしや出汁をつかうので、すし屋の甘いのは
違って、酒肴として最高。でもときどきは、甘いのもいいが・・
つぎに「だっさい」を頼む。このお店は「焼きのり」を所望すると、
漆の箱に、炭を入れて、でてくる。一枚とっては、また蓋をして、
パリパリの状態を保ちながら、酒を飲む。その「間」がなんともいいのだ。
最初にきたころは、なんとなく大人になった、そんな気がしたものだ。
次は「三千盛」を頼む。とろろを頼むと、ふわふわのがでてくる。おろしがね
ではなく、すり鉢の中でゆっくり時間をかけておろしている。そのへんの
気遣い、というか、こだわりがとてもいい。
最後にせいろを手繰る。一枚1200円。銀座の蕎麦屋の標準的な値段。
これで、約7000円也。
少し贅沢な昼ごはんだけど、蕎麦屋でいっぱいやると、体中が「しあわせ」
に満たされる。
夕方は、奥戸園に植木を買いにいく。
なかなかいい枝ぶりのもみじがあったので、買ってきて、
織部灯篭の後ろにすえる。(落葉してからのほうが、土になじむらしい)
もうすぐ秋。
裏を見せ 表を見せ 散るもみじ
選挙の季節でもあるけど、政治家も人間もかくありたいものだ。
といっても、知る人ぞ知る蕎麦屋で、以前はよく食べにいったものだ。
さすがに不景気になったので、玄関においてあるイスまでは、座って
いないけど、あいかわらず昼間からお客が楽しそうに、お酒を飲んだり、
蕎麦を手繰っている。長い時間をかけて自然と老舗になった、といった風情。
まず、えびすビール(しかおいていない)の中瓶でのどを潤す。
つまみは、湯上り美人(えだまめ)。料亭でよくでてくる薄手のグラス
で飲むと、ひときわ美味い。ひとりで飲んでいても、目の前に湯上り美人がいる?
なかなか愉快な命名をしたもんだ。
ここは、地酒も充実している。冷蔵庫に各地の地酒が冷えていて、そこに
値札がついてある。一合の値段。うちでも人気の上喜元に「1000」
と書いてある。
着物をきた女将に「上喜元と玉子焼き」を注文。
そばやの玉子焼きは、かえしや出汁をつかうので、すし屋の甘いのは
違って、酒肴として最高。でもときどきは、甘いのもいいが・・
つぎに「だっさい」を頼む。このお店は「焼きのり」を所望すると、
漆の箱に、炭を入れて、でてくる。一枚とっては、また蓋をして、
パリパリの状態を保ちながら、酒を飲む。その「間」がなんともいいのだ。
最初にきたころは、なんとなく大人になった、そんな気がしたものだ。
次は「三千盛」を頼む。とろろを頼むと、ふわふわのがでてくる。おろしがね
ではなく、すり鉢の中でゆっくり時間をかけておろしている。そのへんの
気遣い、というか、こだわりがとてもいい。
最後にせいろを手繰る。一枚1200円。銀座の蕎麦屋の標準的な値段。
これで、約7000円也。
少し贅沢な昼ごはんだけど、蕎麦屋でいっぱいやると、体中が「しあわせ」
に満たされる。
夕方は、奥戸園に植木を買いにいく。
なかなかいい枝ぶりのもみじがあったので、買ってきて、
織部灯篭の後ろにすえる。(落葉してからのほうが、土になじむらしい)
もうすぐ秋。
裏を見せ 表を見せ 散るもみじ
選挙の季節でもあるけど、政治家も人間もかくありたいものだ。