長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

二日続けて、新蕎麦祭り

2016-12-04 19:25:49 | Weblog

昨日は、結成3年を迎えた「ゆさそば」が、3回目の「ゆさそば新そばライブ」をやってくれた。

大阪や他府県からわざわざこられた人たちが、お店の前に、きちんと整列していた。

うらぶれた十間橋通りの壊れそうで何をやっているかわからないお店の前に行列。ぎょっと

するくらい奇妙キテレツな風景。

7時になり開場にすると、みんなで奥の席から順番に座っていく。ころあいをみはからって、

順次そばをゆで供していく。まるで「新そば手前」のような、水が流れるような、清らかな風が

吹き抜けていくような空気が天真庵をつつむ。

来年そうそうに、ゆさそばの「ファーストアルバム」がリリースされることになった。

今月はラジオでも紹介される予定だ。蕎麦の神様が、彼女たちについているような感じになってきた。

昨日も超満員だったけど、来年のチケットは、ひょっとしたら、すでにもう売り切れかもなんばん。

大盛そばのように盛り上がり、家に帰ったら、日付が変わっていた。

板わさで一杯飲んで寝て、4時におきて、蕎麦打ち道具を積んで、いざいばらぎの「暮らしの実験室 やさと農場」へ。

昨年も同じパターンで、土曜日が「ゆさそば新蕎麦ライブ」で次の日がやさと。

農場のスタッフや、飼われているにわとりやぶたさん、前日にわさびとりや製粉をやってくれた人たちが歓待してくれた。

今回はすでに満席状態で、天真庵のお客様が、参加されない憂き目を何人かが経験した。来年もたぶん12月の第一週

の日曜日あたりにやるので、お早目に申し込みを。それと他にも「キムチ作り」とか、いろんなおもしろい農場体験があるので、

「人間らしく生きたい」と思っている人は、なんかの機会に参加してほしい。

帰りに近くの酒蔵にいって、「渡り舟」を調達してきた。天真庵にある「石臼」と同じ作家のもの使って

蕎麦と豆腐の店をやっていた「気骨の蕎麦屋」がやさとにあった。そこの主人は「渡り舟」という山田錦の

おとうさんみたいな「酒米の原種」を再興した人で、60になって里山の美しいこの地で、渡り舟の田んぼの

春夏秋冬を借景に、その酒をそば前に楽しむ、という夢のような蕎麦屋を10年ちょっとやって、緞帳を下げた。

これから、その酒を飲みながら、この二日間の宝のような時間を反芻してみたい。

明日は「月曜日」。今朝とった「やさとの卵」の卵かけごはん。夜は「長屋で女史会」

「渡り舟」を飲むと、かならず口からでてくる都々逸がある。

♪この舟はあなたがのる舟 あなたの竿は私がいく時借りる竿         縁冶な唄やろほんまにエエンヤ。

 

 


今日は新蕎麦を祝う日 明日はやさとでそば祭り

2016-12-03 08:53:48 | Weblog

昨日は何年かぶりに、国貞雅子がピアノの弾き語りをやってくれた。

ユーチューブとやらを検索すると、山梨かどこかの高原の野外で

アメージング グレースを絶叫しながら歌っている映像があると思う。

もともとこの歌は、アフリカから奴隷を運ぶ船に船長が、その不条理ではかない思いを

歌ったものだが、世界中にひろがり、平和の祈りをこめたような曲として歌い継がれている。

国貞雅子は、ジャズというくくりを一度ほどいて、新しいジャンルを歩み始めた。日本人ばなれした歌唱力と、

人間ばなれしたおおらかな人間力をもっているので、これからの道が楽しみだ。

今日は「ゆさそばライブ」。そば好きの三人のユニットで、新しい「蕎麦屋の二階」みたいな、

歴史に刻まれるような蕎麦の詩を、楽しく奏でてくれる人たち。もちろんお客さんたちも、

新蕎麦をずるっと手繰るニューウェーブな子らが集う。不思議なsobaフェスタ。

明日はお店はお休み。

「暮らしの実験室 やさと農場」にて、そば祭り。

精しくは、天真庵のHPにリンクしているので、きたい人はそこから連絡されたし。感謝。

 

3日(土) ゆさそばライブ 19時開場 19時半開演

演奏:ゆさ(ヴァイオリン)・しょうこ(ピアノ)・津田りつ子(パーカッション)

¥4,000(蕎麦・珈琲付き)

 

10日(土) 二人のギターライブ 19時開場 19時半開演

演奏:井上 智(ギター)・赤須翔(ギター)

¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)


ハウマッチ?いやお金に換算されないハマチ

2016-12-02 09:03:52 | Weblog

月曜日の順受の会、火曜日の書の会、水木のかっぽれ・・・

4日間南島原からきたハマチ三昧で食べつくした。昨日は「しゃぶしゃぶ」

にして食べた。昔から「ブリ大根」をどこの地方でも食べるけど、大根とハマチの

相性もいいので、昨日はだし汁に大根を細く切って、その中にぷりぷりのぶりもどきのはまちを

めいめいがはしでしゃぶしぶしてたべた。

島原では、今週末もそば打ちをやるに違いない。こちとらも、今日から二日間はライブがあり、

どちらも超満員なので、今朝も早朝からばんばん蕎麦を打った。

そして日曜日は、毎年恒例になった「暮らしの実験室 やさと農場」で蕎麦打ちがある。

能登に移りすんだくんたちも、漁をやったり、畑をやったりしながら、元気に暮らしているようす。

昨日も二階では「満つまめの会」をやった。ゆっくりやっていこうと決めていたけど、やはり

すごいことになってきた。年末まで週二日ペースで予定表を組んでいたら、満席になり、

休憩もままならぬようなスケジュール。急遽26日にやってもらうことになったが、うまるのは

時間の問題になってきた。まさに「神ってる」感じがしてきた。

昨日きまったその流行語大賞の言葉を、そのまま使っていたら、お客さんから

「あんな神ってる人を連れてくる庵主も神ってる」とのこと。私の頭は年とってきて、時々

「らりってる」感がある。でもマーくんに「脳を若返る指圧」をしてもらっているので、多少は

ましになってきたかもなんばん。

今日は二年ぶりに国貞雅子がやってきて、ジャズではない、何かを弾き語りでやってくれる。

16時閉店。

すでにみっつのライブは超満席だけど、こんなライブで今年の12月が終わる予定だ。

 

2日(金) 国貞 雅子 ソロ LIVE 19時開場 19時半開演

演奏:国貞 雅子(歌・ピアノ)

¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

 

3日(土) ゆさそばライブ 19時開場 19時半開演

演奏:ゆさ(ヴァイオリン)・しょうこ(ピアノ)・津田りつ子(パーカッション)

¥4,000(蕎麦・珈琲付き)

 

10日(土) 二人のギターライブ 19時開場 19時半開演

演奏:井上 智(ギター)・赤須翔(ギター)

¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲付き)