頭は使いよう

こんにちは

薄曇りの空、太陽はぼんやりとして体感温度低し。

山里はすっかり冬の風景です。

広葉樹は色あせた葉を全て落としハッキリと樹勢が見える季節です。

冬の樹木はその本来の姿、骨子が見えるので好き。

茂った葉っぱに覆われると確かに美しい衣を纏った様で見事では有りますが、

はだか木の美しさも中々のものですよ。

街にお住まいの皆さんは

冬の山の美しさをあまりご覧になった事がないのでしょうね。

冬枯れの野山を歩く愉しみ。

家人は今日もその愉しみを享受しに山へ出かけて居りまする。

私はお留守番。

足腰に多少の支障が発症中、って。

言葉遊びみたいですが、早い話座骨神経痛の症状が出ています。

それにね、今夢中になっている事もあるのです。


ほら、先日自分でばらしてしまいましたが、

実は私、小さな物作りを生業としています。

それで何とも久しぶりにその物作りにはまっているの。


昨日も半日仕事部屋にこもりました。

昨日は案外寒い日で仕事をしている足下にすきま風がスースーと入って来て

結構冷えるのです。

築五十年を越えた古い家ですからね。仕方有りません。

私よりずっと仕事熱心な家人は

以前から机の下の奥に電気ストーブを置いてます。

寒くなるとそのスイッチを入れると実に快適、と云ってました。

最近ようやく相棒の私も仕事部屋に入る時間が増えたので

寒さ対策に

「君も電気ストーブを買ったら？」と云うじゃないですか。

物を買う時にはとことん考えるお人が

簡単に「買ったら？」というなんて

ちょっと不思議だったわね。


そうか『買っても良いんだ」

元来買い物好きの私はにっこり。

よーし、ネットで買おうかそれとも今度電気屋へ行って見ようか、

買い物の愉しみはたちまち私の中で広がって行きました。



買い物好きは何であれ買い物出来る事が嬉しい物なのよね。ウフ




密かにほくそ笑んでいると、

仕事をしている私の元に


家人がやって来て云いました。

「机の下のストーブの事なんだけど、あれね、

考えたら電球で十分じゃないかと思うんだ」

はー？


見ると

家人の手にはクリップで何処にでも脱着出来る防護線付きの

作業用のランプが。


工事現場でも使ってそうな普通のランプです。


それを持ってさっそく机の下に潜り込み、一本の足をクリップで挟みました。


電源を差し込んで電気がつくとその辺りがポワーッと温かくなります。




しばらくその状態で仕事を続けてみると、


あらま、本当にこれで十分だわ。


足は自由に動かせるし、暑すぎず寒過ぎず

とても快適な温空間となってます。

電球一つで悩み解決。



買い物の愉しみは失ったけれど

これは私も納得の解決法です。


家人も自分の考案が思いの外良好なので

自分の机の下もこの方式に変えたいって云いだしました。

電気ストーブは時々熱過ぎるし足を伸ばしてストーブに当たらない様にとか、

いろいろ細かく気にする点が多いらしいです。

便利の陰にはしばしば不便がついて回る物、ですよね。


それにしても、考えるのが好きな人と居るおかげで

色々と勉強にもなりますわ。


もちろんそれで困る事も多々ありますが、良い所悪い所

プラスマイナスで均衡が保たれるのです。

空が晴れてお天気が好くなってきましたよ。

私も外へ出て日光浴しながら風に当たりましょう。

ああ、なんて気持ちのよい冬の日。皆様にもこの温もりを分けてあげたい。。。。。。
































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