先日コーヒー豆の高騰を書いた。
高騰原因は主に不作だと思うが、円安や人件費、流通費などの値上がりもあって、
仮に豊作が続いたとしても元の価格に戻ることはないだろう。
今朝はチョコレートの値上げが目立つが、原因の一つにカカオ豆の高騰があるとのニュースを見た。
実に2年で4倍になっているらしい。
不作かどうかははっきりしないが、流通が不安定で需給が逼迫しているらしい。
農作物や水産物は、供給の増減以上に価格が変動する(1割減れば2割上がる、みたいな)ことが常なので、
供給量が減れば価格が上がるのは自然だが、ここに価格上昇を目指して買い占めたりする一団が
登場すれば問題は複雑化する。
彼らは特にその物品が欲しいわけではなく、もっぱら価格変動だけが気になる集団。
膨大な資金を利用して短期的な利益を追求する。
それが直ちに悪とは言えないが、投資なんちゃらと言われる方々がそうではないかなんて思っている。
市場が彼らの思惑に左右される。
種々の情報をもとに一般人では計り知れない知識を駆使して近い将来の変動を予測し、
値上がりすると思えば買うし、値下がりすると思えば売る。
逆張りをしたり、権利のみ売買したり、それを組み合わせてより効果の大きい手法を模索する。
巨額資金を持っている、あるいは動かせる方々がそういう方法で資産拡大を目論むのは、
自然と言っちゃあ自然だが、それはもう投資ではなく投機なのでは。
投機が悪いと言っているわけではない。
ローリスク・ローリターンでよいと考えるか、ハイリスク・ハイリターンを望むかはそれぞの人次第。
例えば、ある会社はこれからも伸びそうだ、株の高配当が得られるかもしれない、
将来性を見込んで株を買っておこうと考えるのが投資、
近々新製品を出しそうだから、株価が上がる前に買い、上がったら売ろうと考えるのが投機。
違いは一見わかりやすそうだが、じゃあ、買った株の半分は短期、半分は長期保有ならどっち?
そんなにたくさん買えない? 沢山ってどれぐらい? 少額っていくら?
個別の株の判断が難しいなら、日本経済に期待して、あるいは悲観して日経平均に投資するのは?
そもそも将来っていつ? 1週間後、1か月後、1年後?
短期ってどのくらい? どのくらいから長期?
貸借対照表では、株などは流動資産(1年以内に現金化できる資産)とされているが、
「できる」と「する」は違うし、短期/長期のいずれを目的として持っているかはわからない。
結局、投資と投機の違いははっきりしない。
でも、個人的な感覚では、短期利益を追求する投機家に価格が左右されている気がしてならない。
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