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全米週末興収ランキング、2020/10/2-10/4

2020-10-09 00:21:56 | 映画関連
10/2から10/4の週末興行収入ランキング。

1. TENET

5週連続1位。270万ドル。

相変わらずドル箱都市での映画館が再開されないもんだから、TENETが5週連続1位と言っても、
累計は4510万ドルとスタジオにとって全く喜べない状態。
ただし、海外分は2億6千万ドルを超え、全世界3億ドルを達成している。

日本では、映画館の全席利用が可能になったが、首都圏の多くの映画館では半分程度のキャパしか売っていない。
それでも既に16億円を売り上げており、日本国内の興収では3週連続1位となっている
(動員数では、今週は2位)

2.HOCUS POCUS

リバイバル上映で2位に登場。190万ドル。

オリジナルは1993年(日本では1994年)の公開でディズニー映画だが、まったく記憶にない。
3姉妹の魔女が悪行の末、縛り首にされるが、300年後に復活して死なない黒猫にされた男の子と対決する。
3姉妹の末っ子は金髪美人の設定だが、なんとサラ・ジェシカ・バーカーが演じている。

3.The New Mutants

100万ドル。累計2090万ドル。

X-MENシリーズのホラー。
20世紀フォックスがディズニーに買収され、20世紀スタジオに改名。
日本での公開は未定。



今週100万ドルを超えたのはこの3本だけ。
前述のように近隣の映画館は座席数制限を設けたままではあるものの新作をどんどん公開している。

一方アメリカでは、ニューヨークとロサンゼルスで映画館再開が認められていない。
TENETは全米で2700を超える映画館で公開されているが、1館当りでは千ドルに満たない。
人気作では何万ドルも稼ぐのが通例だから、館数よりも金額で見るとその差は大きい。

ちなみに1年前の1位は「ジョーカー」で初登場1位で、4400近くの間で9620万ドルを稼いでいる。
1館当りでは約2万2千ドルだからまさに雲泥の差。

ニューヨークでの公開ができないことの影響は絶大で11月公開予定の007最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が
来年4月に延期になってしまった。
スタジオは「延期はニューヨーク市長のせいだ」とまで言い切っているらしい。
TENETのようにアメリカがダメなら海外で稼げばいいじゃないかと思うところだが、そうはいかないらしい。

007は日本でも来年に延期されてしまったが、まだ公開日が決定していない。
るろ剣は早々と来年GWに延期して正解だったかもしれない。
いずれにしても、すでに出来上がっていつでも公開できる状態の映画が次々と公開時期が伸びている。
単に今年の公開が先に伸びただけではなく、来年、再来年公開予定の映画のスケジュールも伸びるわけで、
非常に危惧される状態。

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