全米野球記者協会の記者のうち選抜された記者30人が、新人王の最終候補3人を
順位付けした3名連記投票で1位:5点、2位:3点、3位:1点として、
合計点で最高得点を獲得した選手が新人王。
大谷翔平は137点を獲得、2位のアンドゥハーの89点を圧倒、文句なしの選出。
新人王最終候補の3人に選出されただけでもすごいんですが、満点が150点ですから、
137点はすごい数字です。それだけMLBにインパクトを与えたということでしょう。
最初は「137点を獲得して」と言う記事だけを読んでいたので、30人の投票の内訳を
少し計算してみました。
するとどうやっても137点にならない。
どういう組み合わせにしても偶数になってしまう。
1位:n人、2位:m人、3位:l人として
n+m+l=30
5n+3m+l=137
の整数問題だとして解いてみようかな、と思いましたが
その前に、簡単な式の変形で
5n+3m+l
=4n+2m+(n+m+l)
=2(2n+m)+30
=2(2n+m+15)
=偶数!
つまり、30人が全員1位2位3位のどれかに投票してたら、137点には絶対ならない。
なので、137点にするには、合計が30人でない組み合わせである必要があります。
組み合わせとしてあり得るのは、次の3つだけ。
1位:27人、2位:0人、3位:2人、
1位:26人、2位:2人、3位:1人、
1位:25人、3位:4人、3位:0人、
別の記事によれば、1位票は25票だったそうですから、3番目の組み合わせです。
2位のアンドゥハーも89点と奇数ですから、こちらも30票ではないことになります。
大谷同様29人の票だとすれば、その組み合わせは5通り。
1位:5票、2位:20票、3位:4票
1位:4票、2位:22票、3位:3票
1位:3票、2位:24票、3位:2票
1位:2票、2位:26票、3位:1票
1位:1票、2位:28票、3位:0票
他に考えられる組み合わせは次の2つ。
1位:5票、2位:21票、3位:1票
1位:4票、2位:23票、3位:0票
別の記事によればアンドゥハーの1位票は5票だそうですので、
1位:5票の2つの組み合わせのどちらかです。
そういうことが許されるのかどうかわかりませんが、新人王はこの3人じゃねえだろ、
と考えた人がいることになります。
大谷翔平を選ばなかった人とアンドゥハーを選ばなかった人が同じとは限りませんが。
3位に終わったトーレスは1位票なしになります。
大谷の2位票が4票、アンドゥハーは20票以上ですから、トーレスの2位票は6票以下です。
得点が25点だったらしいので、可能な組み合わせは、次の7通り。
2位:6票、3位:7票
2位:5票、3位:10票
2位:4票、3位:13票
2位:3票、3位:16票
2位:2票、3位:19票
2位:1票、3位:22票
2位:0票、3位:25票
いずれも1位は0票ですし、合計は30票に届きません。
1位2位はいいとして、トーレスは違うだろと考えた記者がかなりいることになります。
30人全員が1位2位3位に候補の3人を選んでいれば、合計は270点のはずですが、
137+89+25=251、19点分は雲散霧消、行方不明です。
おそらくは「新人王最終候補3人に順位をつけてください」と言われているのに、
「いやいやいや、違うでしょ、1位はXXXで良いけど、2位3位はああだこうだ」
とやったんでしょう。善し悪しは別としてすごいですよね。
** 追記
その後、3人以外に投票したという記者のインタビュー記事が出ていたので、
「この3人のうちの誰か」と言われているのに、別人物を推す人がいたのは確かです。
順位付けした3名連記投票で1位:5点、2位:3点、3位:1点として、
合計点で最高得点を獲得した選手が新人王。
大谷翔平は137点を獲得、2位のアンドゥハーの89点を圧倒、文句なしの選出。
新人王最終候補の3人に選出されただけでもすごいんですが、満点が150点ですから、
137点はすごい数字です。それだけMLBにインパクトを与えたということでしょう。
最初は「137点を獲得して」と言う記事だけを読んでいたので、30人の投票の内訳を
少し計算してみました。
するとどうやっても137点にならない。
どういう組み合わせにしても偶数になってしまう。
1位:n人、2位:m人、3位:l人として
n+m+l=30
5n+3m+l=137
の整数問題だとして解いてみようかな、と思いましたが
その前に、簡単な式の変形で
5n+3m+l
=4n+2m+(n+m+l)
=2(2n+m)+30
=2(2n+m+15)
=偶数!
つまり、30人が全員1位2位3位のどれかに投票してたら、137点には絶対ならない。
なので、137点にするには、合計が30人でない組み合わせである必要があります。
組み合わせとしてあり得るのは、次の3つだけ。
1位:27人、2位:0人、3位:2人、
1位:26人、2位:2人、3位:1人、
1位:25人、3位:4人、3位:0人、
別の記事によれば、1位票は25票だったそうですから、3番目の組み合わせです。
2位のアンドゥハーも89点と奇数ですから、こちらも30票ではないことになります。
大谷同様29人の票だとすれば、その組み合わせは5通り。
1位:5票、2位:20票、3位:4票
1位:4票、2位:22票、3位:3票
1位:3票、2位:24票、3位:2票
1位:2票、2位:26票、3位:1票
1位:1票、2位:28票、3位:0票
他に考えられる組み合わせは次の2つ。
1位:5票、2位:21票、3位:1票
1位:4票、2位:23票、3位:0票
別の記事によればアンドゥハーの1位票は5票だそうですので、
1位:5票の2つの組み合わせのどちらかです。
そういうことが許されるのかどうかわかりませんが、新人王はこの3人じゃねえだろ、
と考えた人がいることになります。
大谷翔平を選ばなかった人とアンドゥハーを選ばなかった人が同じとは限りませんが。
3位に終わったトーレスは1位票なしになります。
大谷の2位票が4票、アンドゥハーは20票以上ですから、トーレスの2位票は6票以下です。
得点が25点だったらしいので、可能な組み合わせは、次の7通り。
2位:6票、3位:7票
2位:5票、3位:10票
2位:4票、3位:13票
2位:3票、3位:16票
2位:2票、3位:19票
2位:1票、3位:22票
2位:0票、3位:25票
いずれも1位は0票ですし、合計は30票に届きません。
1位2位はいいとして、トーレスは違うだろと考えた記者がかなりいることになります。
30人全員が1位2位3位に候補の3人を選んでいれば、合計は270点のはずですが、
137+89+25=251、19点分は雲散霧消、行方不明です。
おそらくは「新人王最終候補3人に順位をつけてください」と言われているのに、
「いやいやいや、違うでしょ、1位はXXXで良いけど、2位3位はああだこうだ」
とやったんでしょう。善し悪しは別としてすごいですよね。
** 追記
その後、3人以外に投票したという記者のインタビュー記事が出ていたので、
「この3人のうちの誰か」と言われているのに、別人物を推す人がいたのは確かです。
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