金がかかるとは聞いたが無心をしたとは聞いてない

首相の無心「知らない」＝記者会見で改めて説明－鳩山邦夫氏(時事通信) - goo ニュース

与謝野さんは、鳩山邦夫氏から、鳩山首相が母親からしょっちゅう金をもらってたと聞いたとしている。

発言をよく聞くと、確かに「鳩山さんが母に無心した」「金をくれと言っていた」とは言っていない。

でも、この流れで「おっかさんからしょっちゅう金をもらってた」
と言えば「お金頂戴」と頼んだと思うのが普通でしょう。

「金をくれと言った」と言わず「そう言ったに違いない」と思わせるための話術なのか、
こっちが勝手に思っただけか知らないが、鳩山さんのイメージダウンには成功だろう。

しかし、ここから、母親が鳩山首相の知らないところで「勝手に」金を出していた、
としても矛盾しない。

もちろん一般常識からいって何千万もの金を毎月貰っていて知らないというのはおかしいと思う。
でも私がおかしいと思うことはすべて本当におかしい＝ありえないかどうか何とも言えない。

どうも今の国会答弁にしろマスコミ報道にしろ、事実がどうなっているかよりも
感情的にどう思うかに重きを置かれている気がしてならない。

政治家ももちろんそれをわかっていて、どうあるべきかということより、
どう見えるかどう思わせるかを観点に行動しているように見える。

結局は「イメージだよ、イメージ」

＊＊　追記　＊＊

メール云々の記述は比喩としても適切でないので削除しました。

予算委員会のノーカット映像や、委員会の記録を見れば、
この記事が間違っていることが分かる、とのコメントをいただきました。

より多くの正確な情報を持って判断するべし。
断片的な情報だけでは判断を誤る。

確かに正論です。

報道記事から判断していろいろ意見を書くと、
時々このようなご意見をいただくことがありますが、
有体に言えば、本当のことも知らないで適当なことを書くな、ということでしょうが、
しかしながら、一般市民にとっては、選択され集約された報道情報が
手に入る情報のすべてです。
それで判断するなと言われると何も言えません。

しかし、反論を許さないわけではありません。
反対意見もどんどん書き込みください。


＊＊　さらに追記/修正　＊＊

コメントをいただいて、ＹｏｕＴｕｂｅで２０１０/２/１２の予算委員会の
与謝野馨議員の質問、鳩山由紀夫総理の答弁を聞き直しました。

いただいたコメントを元に考えれば、
証人喚問の言質を取ることが質問の主眼であったかもしれません。

そうであればそれはうまく行ったように思えますが、
私にとっては、ますます国会中継視聴が嫌になりました。

国会が楽しい議論の場である必要はないと思いますが、
あのような議論（議論と言えるかどうかわかりませんが）を聞いているのは辟易です。

ますます生の情報（ライブという意味ではなく、加工されていないという意味）ではなく、
メディアなどによって取捨選択されて集約された情報でいい、と思うようになりました。

＊＊＊

再追記、本文の訂正、削除等を行ったため、中身もニュアンスもだいぶ変わりました。
承知おきください。