ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

「コイケ先生」の狙い

2009-10-18 23:19:18 | 政治経済
湖池屋CM「コイケ先生」は誰に訴えかけているのか――それゆけ、カナモリさん!(GLOBIS.JP) - goo ニュース

実は私このCM大嫌いでした。

というのも、いったい何が言いたいのか、何を訴えたいのか全く見えないから。

しかし、この記事を読んで少し考えが変わりました。

いや、何も個人的なCMの評価が変わったということではありません。

それはこのCMが私たち一般消費者に訴えるものではないかもしれないということです。

それならば、特段買いたいとかおいしそうだとか思わせる必要がありません。

いや、記憶という意味では「何とか味」といったフレーズは確かに耳に残るし、
コンビニやスーパーの棚でそれを見たらつい買ってしまうかもしれません。
いつも塩味じゃな、とか何とか心の中でつぶやいて。

おおよそ商品は、我々が買う買わないより以前に
まず商品をお店に並べてもらう必要があります。

並べてもらえないものはそれだけ機会損失する可能性が高い。

特に買いたいものがあって、店頭になければ取り寄せてでも買いたい、
ということであれば機会損失の程度は少ないかもしれませんが、
ポテチで取り寄せするほど買いたいか、と言われるとそうでもない。

あれば買ったかもしれないけど、なければ我慢するか?
いや、多分似たようなものを買ってしまうでしょう。

ポテチの袋を見て、咄嗟に「リッチコンソメ」が頭に浮かんでも
なければ「コンソメパンチ」でもいいし、他の「コンソメ味」でもいい。

それもなければ「チーズ味」でもいいし「えびマヨ」でも「しょうゆマヨ」でも、
特にこだわる人がいるのかもしれませんが、普通はその程度でしょう。

だからこそ、まずお店においてもらう。
そのためにはお店の人にこそ訴えたい、これは道理ですね。

副次的な効果として、あのタレントのポップなどがあれば、
消費者にも訴えるでしょうが、それもポップを置いてみようと、
お店の人に思わせる必要がありますからね。

ポテチとは違いますが、
商品を小売店さんにおいてもらうようお願いに上がったときの断り文句に
「棚に空きがない」と言うのがあります。

置いていただくには「売れ筋」だと思っていただくことが肝要です。
勉強になりました。(と言うか、私が浅学薄識なだけかも)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 試写会当選分析 | トップ | まるで「黄金のラフ」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治経済」カテゴリの最新記事