たぬきそば、は各地で内容が違うらしい。
関東でたぬきと言えば「揚げ玉」を指し、関西でたぬきと言えば「そば」になるようだ。
きつねは「きつねあげ」すなわち、「味をつけた油揚げ」のことであり、
「きつねうどん」は「きつねあげ」の入ったうどんを指す。
これのそばバージョンが「たぬきそば」だというのが関西、それも大阪の定義らしい。
したがって「たぬきうどん」「きつねそば」は存在しえないということのようだ。
一方で関東では「きつね」「たぬき」は具のことだから、当然うどん/そばの
組み合わせが存在し、「たぬきうどん」も「きつねそば」もあり得る。
しかし、これっていつからなのか。
少なくとも40年前の神戸ではきつねと言えば「油揚げ」、たぬきといえば「揚げ玉」だった。
ただ、そばに「きつねあげ」は合わないでしょということと、
てんぷらだと思ったら中身がない、こりゃ騙された、狸に化かされたということで
「たぬきそば」になったと理解していた。
狐だって化かすじゃんと言うなかれ、きつねあげは稲荷神社から狐の好物の伝承に由来する。
(実際に狐が油揚げが好きかどうかは知りませんが)
当時の関東で「たぬきそば」があったのか、あったとすれば中身は何だったのかは覚えがない。
ただ、油揚げの乗った「きつねそば」はあった気がする。
私見だが以下のように推察。
「きつねうどん」は大阪発祥で関西から関東に蔓延。
関東ではうどんよりもそばが好まれたことから、「きつねあげ」をそばに入れても良くね、となり
「きつねそば」が関東で派生した。
その後、それが関西に逆流したが、関西では「きつねそば」と呼ばず、「たぬきそば」と呼ばれた。
揚げ玉を「たぬき」と呼ぶのはもともと関東発祥で、そばと組み合わせた「たぬきそば」が普及。
それが関西にも広がり「たぬきそば」の名称のまま蔓延した。
近年になって「関東のきつねそば」が関西に逆了した際、たぬき=そばの意識の強い関西では、
「たぬき」を揚げ玉のこととせず、「きつねあげの入ったそば」=「たぬきそば」となり、
意味合いとしては「揚げ玉の入ったそば」を席巻した。
「揚げ玉の入ったそば」は依然として残ったが、名称としての「たぬきそば」は
「関東でいうきつねそば」にその座を奪われたため「ハイカラそば」などの別名が生まれた。
きつねやたぬきの由来、きつねそば、たぬきそばなどの成り立ちには諸説あり、
(「種抜き」が訛って「たぬき」になったとか「砧(きぬた)」の逆読からきているなど)
上の記述は調査などに基づかない、あくまで私見です。
関東(江戸)では「時そば」などにみられるようにそば>うどんが一般的で、
関西(大阪)では、うどん>そばが一般的。
「蕎麦屋」「うどん屋」などの発展経緯にも歴史的な差があります。
これに限らず、各地で独自の発見をするのは自然なことであり、
同じものを違う名称で呼んだり、違うものを同じ名称で呼んだりするのは
しょうがないというか、よくあることだと思います。
関東でたぬきと言えば「揚げ玉」を指し、関西でたぬきと言えば「そば」になるようだ。
きつねは「きつねあげ」すなわち、「味をつけた油揚げ」のことであり、
「きつねうどん」は「きつねあげ」の入ったうどんを指す。
これのそばバージョンが「たぬきそば」だというのが関西、それも大阪の定義らしい。
したがって「たぬきうどん」「きつねそば」は存在しえないということのようだ。
一方で関東では「きつね」「たぬき」は具のことだから、当然うどん/そばの
組み合わせが存在し、「たぬきうどん」も「きつねそば」もあり得る。
しかし、これっていつからなのか。
少なくとも40年前の神戸ではきつねと言えば「油揚げ」、たぬきといえば「揚げ玉」だった。
ただ、そばに「きつねあげ」は合わないでしょということと、
てんぷらだと思ったら中身がない、こりゃ騙された、狸に化かされたということで
「たぬきそば」になったと理解していた。
狐だって化かすじゃんと言うなかれ、きつねあげは稲荷神社から狐の好物の伝承に由来する。
(実際に狐が油揚げが好きかどうかは知りませんが)
当時の関東で「たぬきそば」があったのか、あったとすれば中身は何だったのかは覚えがない。
ただ、油揚げの乗った「きつねそば」はあった気がする。
私見だが以下のように推察。
「きつねうどん」は大阪発祥で関西から関東に蔓延。
関東ではうどんよりもそばが好まれたことから、「きつねあげ」をそばに入れても良くね、となり
「きつねそば」が関東で派生した。
その後、それが関西に逆流したが、関西では「きつねそば」と呼ばず、「たぬきそば」と呼ばれた。
揚げ玉を「たぬき」と呼ぶのはもともと関東発祥で、そばと組み合わせた「たぬきそば」が普及。
それが関西にも広がり「たぬきそば」の名称のまま蔓延した。
近年になって「関東のきつねそば」が関西に逆了した際、たぬき=そばの意識の強い関西では、
「たぬき」を揚げ玉のこととせず、「きつねあげの入ったそば」=「たぬきそば」となり、
意味合いとしては「揚げ玉の入ったそば」を席巻した。
「揚げ玉の入ったそば」は依然として残ったが、名称としての「たぬきそば」は
「関東でいうきつねそば」にその座を奪われたため「ハイカラそば」などの別名が生まれた。
きつねやたぬきの由来、きつねそば、たぬきそばなどの成り立ちには諸説あり、
(「種抜き」が訛って「たぬき」になったとか「砧(きぬた)」の逆読からきているなど)
上の記述は調査などに基づかない、あくまで私見です。
関東(江戸)では「時そば」などにみられるようにそば>うどんが一般的で、
関西(大阪)では、うどん>そばが一般的。
「蕎麦屋」「うどん屋」などの発展経緯にも歴史的な差があります。
これに限らず、各地で独自の発見をするのは自然なことであり、
同じものを違う名称で呼んだり、違うものを同じ名称で呼んだりするのは
しょうがないというか、よくあることだと思います。
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