ITニュース、ほか何でもあり。by KGR

ITニュースの解説や感想。その他、気になる話題にもガンガン突っ込む。映画の感想はネタばれあり。

クワッドアクセルジャンプ

2021-12-24 10:54:30 | スポーツ
ついに大会で「クワッドアクセルジャンプ」「4回転半ジャンプ」「4回転アクセル」の成功シーンが見られそうだ。
しかし、毎度書いているのだが、何で4回転だけ「4回転」というのか。

今朝のニュースを見た範囲では一局が「4回転半ジャンプ、クワッドアクセルですが・・・」と言い、
他の局はいずれも「4回転アクセル」か「4回転半ジャンプ」だった。

不思議なのは「シングル」「ダブル」「トリプル」と来て、次が「4回転」となることだ。
「4回転ジャンプ」を飛べる選手がごく少数でほとんどの人は見聞きしてなかったころならともかく、
今や6つあるジャンプのうち大会で成功していないのは「4回転アクセル」だけになった。
トップクラスの選手なら複数の4回転ジャンプを演技に組み入れることが普通になっている。

アクセルジャンプが他の5種のジャンプと違って半回転多いので「X回転半」と呼ぶのはまだいい。
トリプルアクセルだって伊藤みどりの頃は「3回転半」と呼ぶのが普通だった。
3回転半を飛ぶ選手が増えていつしか「トリプルアクセル」と言われるようになった。

「ソロ」「デュエット」「トリオ」と来て「カルテット」と言わず「4重奏」「4人組」となるのは違和感。
「モノ」「ジ(ディ、ダイ)」「トリ」と来て「テトラ」とならないで「4つ」となるような感じ。

「カルテット」や「テトラ」と比べて「クワッド」「クワドゥルプル」はなじみが薄い?
それは認めるが「4」で「クワッド」ベースの呼び名が定着している物も結構ある。

スキーの4人乗りリフト「クワッド」と呼ぶのが一般的。

アウディ・クワトロは、「クワトロ」は「4」で4WDを意味する。

物理の四極子、四重極、は「クワドゥルポール」

漕艇の4人乗り。かな表記は違和感だが「クォドルプル」と呼ぶ。

ちなみに漕艇のスイープ競技(各漕者が1つのオールを持つ)に一人乗りは存在せず、
2人乗りは「ペア」、4人乗りは「フォア」、8人乗りは「エイト」と呼ぶ。
漕者一人が左右に2つのオールを持つスカル艇では、1人乗り「シングル」2人乗り「ダブル」
4人乗り「クォドルプル」となる。

いずれにしてもフィギュアスケートでは、是非「クワッドアクセル」と呼んでいただきたいし、
ファンの方も「クワッド」と呼び、書くようになり、クワッドが一般的になると嬉しい。

尚、4回転をクワッドとしてほしいのはアクセルジャンプに限らず、他の5種類のジャンプ、
トウループ、サルコウ、ループ、フリップ、ルッツでも同じ。

** 追 記 **

本日の男子SP(ショートプログラム)で首位に付けた羽生結弦について、フリーで
「クワッドアクセル」を狙う、と書いたのは「スポーツ報知」「スポニチ」。

「デイリー」は、3回転をトリプルと書かず3回転。
4回転はアクセルジャンプ以外もすべて4回転としていた。
但し、羽生のインタビューの発言の4Aを括弧で(クワッドアクセル)と表記。

どうやら「クワッドアクセル」が、他の「クワッド」ジャンプに先駆けて定着しそうだ。

追記終わり

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今朝の東京スカイツリー(202... | トップ | サンタ帽子のペーパークラフ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

スポーツ」カテゴリの最新記事