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全米週末興行ベスト10  2017/11/10-11/12

2017-11-15 01:15:14 | 映画関連
毎週金、土、日の3日間の全米興行収入のベスト10です。

今週は「ソー」シリーズ最新作が2週連続1位。
「オリエント急行殺人事件」は3位初登場。

***

1. Thor: Ragnarok
2. Daddy's Home 2
3. Murder on the Orient Express
4. A Bad Moms Christmas
5. Jigsaw

6. Tyler Perry's Boo 2! A Madea Halloween
7. Geostorm
8. Blade Runner 2049
9. Happy Death Day
10. Lady Bird

***

11. Let there be Light
12. Only The Brave
13. Thank You for Your Service

***

私の独断による「見たい度」を×、★、★★、★★★の4段階で記載。



1.Thor: Ragnarok (鑑賞済)

2週連続1位。
半分以下に減ったが、それでも5700万ドル。
累計は2億Ⅰ200万ドル。
海外分は4億ドルを突破した。

邦題のピンボケさ加減は相変わらず。

「マイティ・ソー バトルロイヤル」2017/11/3(Disney)


2.Daddy's Home 2 (★)

初登場2位。
2960万ドル。

Daddy's Home(パパVS新しいパパ)の続編。

前作では2人の子連れと再婚した新夫のウィル・フェレルと元夫のマーク・ウォルバーグが争うコメディ。
今作ではそれぞれの父親のジョン・リスゴーとメル・ギブソンが参戦して前作以上の大混乱。

ウィル・フェレルがヘタレの知能派で、マーク・ウォルバーグが肉体派の組み合わせは
「アザー・ガイズ」でも同様。
前作はビデオスルー。果たして劇場公開はあるでしょうか。

日本公開未定。



3.Murder on the Orient Express (★★)

初登場3位。
興収は2860万ドルで、2位とは100万ドル弱の差。

ケネス・ブラナー、監督主演。
被害者はジョニー・デップ、乗客にジュディ・ディンチ、ミシェル・ファイファー、ペネロペ・クルス、
ウィレム・デフォー、デイジー・リドリー、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビら。

「オリエント急行殺人事件」2017/12/8(20thFOX)



4.A Bad Moms Christmas (★)

2位から4位にダウン。
3割減って1140万ドル。累計3980万ドル。

ミラ・クーニス、クリステン・ベル、キャサリン・ホーン。
「バッド・マム」の続編。
前作では仕事に家庭に学校に嫌気がさし、暴れまくる若い母親3人だったが、
今度はそれぞれの家のクリスマスにそれぞれの母親が乗り込んでくる。
母親はクリスティーナ・バランスキー、シェリル・ハインズ、スーザン・サランドン。

日本公開未定(前作はNetflex)



5.Jigsaw (×)

3位から5位にダウン。
半分近い340万ドル。累計3430万ドル。

シリーズ8作目。
過去2004年のSAW以来、毎年10月にリリースされてきたが、今度は7年ぶりの新作。
シリーズ最低は免れたものの前作(第7作目)を超えられそうもない。

「ジグソウ ソウ・レガシー」2017/11/10(Asmik)



6.Tyler Perry's Boo 2! A Madea Halloween (×)

4位から6位にダウン。
半分以下の200万ドル。累計4580万ドル。

タイラー・ペリーのマデアおばさんシリーズ、最新版。
今のところシリーズ最低で50M$超えは難しいかも。

日本公開未定。


 
7.Geostorm (★★)

5位から7位にダウン。
半分近い160万ドル、累計3170万ドルと大失敗だが、
海外分はその5倍を超え、全世界計はほぼ2億ドル。

ジェラルド・バトラー、アービー・コーニッシュ。
気象制御衛星が暴走して地球上に天変地異が起こる。

「ジオストーム」2018/1/19(WB)



8.Blade Runner 2049 (鑑賞済)

7位から8位にダウン。
4割減って140万ドル。累計8800万ドル。
中国であまり売れてない割には海外分は全米の倍近くで合計は2億4千万ドル以上。
製作はWB、コロムビア他で、全米での配給はWBだが、日本の配給はSony。

ご承知の通り「ブレードランナー」の続編。
前作は当たり外れの激しいリドリー・スコットの監督。
今作は「メッセージ」「ボーダーライン」「プリズナーズ」のドゥニ・ビルヌーブ。
ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、ジャレッド・レト、アナ・デ・アルマス。

「ブレードランナー2019」2017/10/27(Sony)



9.Happy Death Day (×)

6位から9位にダウン。
半分以下の120万ドル。累計5490万ドル。

死んでは生き返るタイムループ系の低予算ホラー。
ループから抜けるには自分を殺した犯人を見つけるしかない。
(「オール・ユー・ニード・イズ・キル」+「ミッション:8ミニッツ」)×ホラー。

日本公開未定。



10.Lady Bird (×)

拡大公開に伴い、26位からベスト10入り。
興収は3倍以上の110万ドル。累計170万ドル。
拡大公開と言ってもまだわずか37館で単館当たりは3万ドルを超える。

脚本監督のグレタ・ガーウィグのひねくれた時期を描く自伝的青春映画。
美少女だったシアーシャ・ローナンももう23歳。
ニューヨーク生まれ、アイルランド育ちの正統派美人。

日本公開未定。

*** 今週ベスト10圏外に落ちた作品 ***

11.Let there be Light(×)

10位から11位と再びベスト10陥落。
3割減って110万ドル。10位との差は85000ドル。累計は590万ドル。

タイトル通りキリスト教系の映画。
無神論者だった男性が酔っ払い運転で事故り、臨死体験をすることで考えが変わる。

日本公開未定。



12.Only The Brave (★)

9位から12位にダウン。
半分以下の93万ドル。累計1700万ドルと、製作費の半分以下と大失敗。

2013年に実際に起こった大規模山火事に立ち向かった消防士たちを描く。
ジョシュ・ブローリン、テイラー・キッシュ、マイルズ・テラー、ジェフ・ブリッジス。

日本公開未定。



13.Thank You for Your Service (★)

8位から13位にダウン。
6割減って85万ドル。累計900万ドルとこれも製作費の半分以下で失敗。

マイルズ・テラー、ヘイレイ・ベネット。
PTSDで、まともな生活が送れなくなってしまったイラク帰還兵。
一方で、妻は夫の苦悩を理解せず、夫はますます孤立していく。
帰還兵のPTSDを題材にした映画は多くあるし、現実的な社会問題にもなっているようだ。

原作は「帰還兵はなぜ自殺するのか」(英語のタイトルは映画と同じ)

日本公開未定。

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