2023/6/23。ユナイテッドシネマ豊洲、2番スクリーン。
公開初日。
最近は新作映画の公開に合わせて、似たような旧作をTV放映することが多いようだ。
この映画の場合は、星野源主演の「引っ越し大名!」が放映されていた。
*
神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、佐藤浩市、浅野忠信、小手伸也、小日向文世、宮崎あおい。
*
貧乏侍で、武芸よりも鮭を獲り、塩鮭(切り身ではなく新巻みたいな一本もの)づくりの名人の父
間垣作兵衛(小日向文世)と母なつ(宮崎あおい)と3暮らしの小四郎(神木隆之介)。
二人は母が他界した後も名物の塩鮭作りに精を出す。
そんなある日、自宅に侍たちが押し掛けてくる。
聞けば、実は母は藩主のお手つきで小四郎を産み、部下である間垣家に出されていたという。
藩主、和泉守(佐藤浩市)は隠居し、子供に藩主を引き継ぐ予定だったが、家督を継ぐべき長男は落馬して死亡、
次男(松山ケンイチ)とうつけ者、三男(桜田通)は病弱で、庶子である小四郎にお鉢が回ってきた。
丹生山藩の江戸屋敷に行くことになった小四郎。
ちょっとしたトラブルをきっかけに藩の財政が破綻寸前で、25万両(100億円)の借金があると分かる。
半の年収をはるかに上回る借金。
このままではお取り潰し必至。
小四郎は何とか藩の財政を立て直し、領民の生活を守ろうと画策を始めるが、隠居した先代藩主には、
領民を見捨てて、藩を潰し自身と懇意の重鎮らのみを助ける奇策があった。
果たして藩の運命は、小四郎の運命は。
*
コメディだけど、いろいろあからさますぎて笑えない。
最初からおふざけ映画だと知っていればもう少し見方が変わったと思う。
神木隆之介はさほど気にならなかったが、他の主要キャストの演技が大げさすぎる。
監督の意図通りだとすれば、ちょっと笑いのツボが自分には合わなかったかもしれない。
TVでお気楽に見ればもう少し違ったかも。
もちろん、この映画を大絶賛している人もたくさんいて、「面白い」の評価はもちろん、
「今年一番の時代劇」と評している人もいた。
最近の時代劇は時代考証に忠実に表現されているようで、浅い知識ではおかしいと思うようなことはないが、
この映画は、多分「敢えて」だと思うが、時代考証よりも面白さ、可笑しさを優先して作られていると思う。
厳密に時代考証に沿って考えれば成立しない設定で、江戸時代(幕末に近い時代)を舞台にしているが、
時代劇と思わない方が良いのかもしれない。
観客はそもそも江戸時代の風習や慣習を学びに行くわけではないのだから。
公開初日。
最近は新作映画の公開に合わせて、似たような旧作をTV放映することが多いようだ。
この映画の場合は、星野源主演の「引っ越し大名!」が放映されていた。
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神木隆之介、杉咲花、松山ケンイチ、佐藤浩市、浅野忠信、小手伸也、小日向文世、宮崎あおい。
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貧乏侍で、武芸よりも鮭を獲り、塩鮭(切り身ではなく新巻みたいな一本もの)づくりの名人の父
間垣作兵衛(小日向文世)と母なつ(宮崎あおい)と3暮らしの小四郎(神木隆之介)。
二人は母が他界した後も名物の塩鮭作りに精を出す。
そんなある日、自宅に侍たちが押し掛けてくる。
聞けば、実は母は藩主のお手つきで小四郎を産み、部下である間垣家に出されていたという。
藩主、和泉守(佐藤浩市)は隠居し、子供に藩主を引き継ぐ予定だったが、家督を継ぐべき長男は落馬して死亡、
次男(松山ケンイチ)とうつけ者、三男(桜田通)は病弱で、庶子である小四郎にお鉢が回ってきた。
丹生山藩の江戸屋敷に行くことになった小四郎。
ちょっとしたトラブルをきっかけに藩の財政が破綻寸前で、25万両(100億円)の借金があると分かる。
半の年収をはるかに上回る借金。
このままではお取り潰し必至。
小四郎は何とか藩の財政を立て直し、領民の生活を守ろうと画策を始めるが、隠居した先代藩主には、
領民を見捨てて、藩を潰し自身と懇意の重鎮らのみを助ける奇策があった。
果たして藩の運命は、小四郎の運命は。
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コメディだけど、いろいろあからさますぎて笑えない。
最初からおふざけ映画だと知っていればもう少し見方が変わったと思う。
神木隆之介はさほど気にならなかったが、他の主要キャストの演技が大げさすぎる。
監督の意図通りだとすれば、ちょっと笑いのツボが自分には合わなかったかもしれない。
TVでお気楽に見ればもう少し違ったかも。
もちろん、この映画を大絶賛している人もたくさんいて、「面白い」の評価はもちろん、
「今年一番の時代劇」と評している人もいた。
最近の時代劇は時代考証に忠実に表現されているようで、浅い知識ではおかしいと思うようなことはないが、
この映画は、多分「敢えて」だと思うが、時代考証よりも面白さ、可笑しさを優先して作られていると思う。
厳密に時代考証に沿って考えれば成立しない設定で、江戸時代(幕末に近い時代)を舞台にしているが、
時代劇と思わない方が良いのかもしれない。
観客はそもそも江戸時代の風習や慣習を学びに行くわけではないのだから。
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