特別講義の報告です。
徳永写真美術研究所は
少人数での講座を複数開催するため
研究所に通う皆さんが一同に会する場は
この特別講義のみ。
年度末を締めくくる恒例イベントとして開催しています。
今年は写真家・天野憲一さんをお迎えしました。
天野さんとは長いお付き合いであるものの
写真家としての一面しか知らず
レクチャーの冒頭に
若き頃
絵の道を志していた事をお聞きし、驚きました。
写真家活動をおこなうまでの経緯を聞く中で
なぜ、このシリーズに着手されたのかなど
今まで以上に作品を理解できたように思いました。
その他、昨年の秋に訪れたパリフォト、ベネチアビエンナーレ、
ハンブルグに住むアーティストのアトリエを訪ねる旅についても報告いただきました。
最後には・・・
『映像試論100』の発行人としての活動についても。
この書籍は2013年5月に第1号を発刊し
現在、第3号まで発刊されています。
その内容は・・・
写真を中心に筆者による自由なテーマで書かれた
論文やコラム、レポート等をまとめた冊子です。
2時間半の講義を拝聴するなかで
作品制作だけでなく
指導者、ギャラリー運営、書籍の発行人と
写真との多様な関わり方をする天野氏だからこそ
彼が認識する独自の写真の魅力があるように感じました。
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講義後は
研究所近所の海鮮居酒屋にて
二次会をおこないました。
居酒屋では色鮮やかに茹であがった蟹が出され
食べるよりも・・・まずは、パチリと撮影して
Facebookにて蟹画像が乱舞する状態となりました。
記:徳永好恵