表現研究講座1の最終日。
「表現の読み方・深め方」というお題で
講座を締めくくるレクチャーを予定していました。
しかし
天候により割愛した講座内容や
体験以上の取り組みを希望する実習など
受講生のリクエストに沿おうとも思っていました。
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この日は
これ以上の晴天はない天候。
雲ひとつない澄み切った青空。
太陽光で露光するサイアノタイププリントにとっては
超絶好のサイアノ日和。
と
いうことで
ぐぐっと引き寄せられたのは
サイアノ実習。
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私は一度やっておきたかった
太陽光での段階露光に取り組みました。
青の最高濃度は4分で得られることを確かめ
5秒、10秒、15秒、30秒、1分、2分、3分、4分
8段階の露光をおこないました。
暗室で印画紙を使用する場合とは異なり
サイアノでの4分以内の段階露光は
年間通して、その機会は多くはありません。
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短時間露光が可能な機会を逃さず
受講生が実験したのはコチラの取り組みです。
↓
光が弱い時には不可能なこの作業。
結果は・・・
何層もの青が生まれ美しい図像です。
まさに
「光のデッサン」
と
言える成果を得る事ができました。
記:徳永好恵
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徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
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