徳永写真美術研究所 運営日誌

本運営日誌は徳永写真美術研究所にておこなわれる活動の記録集です。https://tokunaga-photo.com

■ シルクスクリーン講座 7日目 重なるディテール ・ 継続するチカラ , etc.

2011年07月09日 | シルクスクリーンプリント講座


この日は講座の区切りの日。
春から制作してきた作業の完成を目指します。





作業を見守る私は
細長い二つの帯の版が気になっていました。



グラデーションの下地にドローイングを加え
コラージュの断片のような版を次々に刷り重ねた結果


 幾つものパターンが仕上がり

複雑にオーバーラップするディテールからは



深遠な表現が生まれました。



TIPAでは幾つかのシルク本が
教科書的役割となっていますが
最近、注目している本がコチラ





上の作者のオススメ図書です。

次に紹介する取り組みは
シルクスクリーンプリントでの制作を
3年間継続してきた方の作品です。
これまでに制作した秀作を意識しながら
この後、どのように発展させるかが
現在の課題となっています。

シリーズとして完成させるには
作家の力量が問われるところ。
ぜひ一山越えてもらいたいと応援しています!

こちらは
“0”から“9”までナンバリングされたコースター作品です。
リバーシブルのデザインとなっています。

なぜ、ナンバリングされているのでしょうか?

“9”のコースターの上のカップを見て下さい。
持ち手が“9”の形です。

そうです!

持ち手部分が“0”から“9”のカップセットのための
コースター作品なのです。

私にはバウハウスのプロダクトデザイン課題のように見えました。


記:徳永好恵


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
徳永写真美術研究所
大阪・鶴橋にて、写真・写真表現・シルクスクリーンの研究活動をおこなっています。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
にほんブログ村 写真ブログへ 人気ブログランキングへ