富士山は6合目付近より上は森林や人工物など比較対象になるものがないので、山頂がすぐそこにあるように見える。これはもちろん錯覚なのだが、実に不思議な感覚で、急な坂を登っても登っても景色が変わらないので疲労感がある。
富士山は夏場には小学生程度の子供でも普通に登るので、まるで軽いレジャーかハイキング程度に考えている観光客が多い。なかなか面白い登山者(登山という言葉を冠するにはかなり抵抗がある)を見かけた。全く山をなめている。日本最高峰3776メートルは決して伊達ではない。周囲に他の山がない単独峰で、とにかく山頂まで登り続けるしかない。広く平坦な部分がないから充分な休憩もままならない。登山距離も相当長く、それなりの装備と体力は必要だ。だいぶ前に細いヒールのパンプスにミニのボディコンワンピという出で立ちで登っている馬鹿女を見たことがある。遭難でもされたら迷惑だから平地と区別つかん馬鹿は山に来るんじゃない!
また、「これさえあれば大丈夫!」的に最近よくコンビニでも売られている酸素のスプレー缶だが、あれは気休めでほとんど効果はない。そもそも、平素の運動不足から心肺機能が低く、血中に酸素を取り込む能力が低いのなら、濃い酸素を吸っても所詮吸収できない。それに気圧が下がると、血中の酸素の飽和量が低くなるので科学的にもそれ程は酸素取り込み量の改善は期待できないのだ。とにかく5合目で低い気圧に体を慣らすのと、少しは事前にウォーキングでもして体力の向上を図るのが良かろう。
富士山は夏場には小学生程度の子供でも普通に登るので、まるで軽いレジャーかハイキング程度に考えている観光客が多い。なかなか面白い登山者(登山という言葉を冠するにはかなり抵抗がある)を見かけた。全く山をなめている。日本最高峰3776メートルは決して伊達ではない。周囲に他の山がない単独峰で、とにかく山頂まで登り続けるしかない。広く平坦な部分がないから充分な休憩もままならない。登山距離も相当長く、それなりの装備と体力は必要だ。だいぶ前に細いヒールのパンプスにミニのボディコンワンピという出で立ちで登っている馬鹿女を見たことがある。遭難でもされたら迷惑だから平地と区別つかん馬鹿は山に来るんじゃない!
また、「これさえあれば大丈夫!」的に最近よくコンビニでも売られている酸素のスプレー缶だが、あれは気休めでほとんど効果はない。そもそも、平素の運動不足から心肺機能が低く、血中に酸素を取り込む能力が低いのなら、濃い酸素を吸っても所詮吸収できない。それに気圧が下がると、血中の酸素の飽和量が低くなるので科学的にもそれ程は酸素取り込み量の改善は期待できないのだ。とにかく5合目で低い気圧に体を慣らすのと、少しは事前にウォーキングでもして体力の向上を図るのが良かろう。