田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

のっぽパン

2006-07-17 22:15:36 | その他
 普段静岡に住んでいると全然気がつかないのだが、NB(沼津ベーカリー)の「のっぽ」と言う名のパンがある。こいつが完全なる静岡ローカルなのだ。細長いパンを縦に割ってなにがしかの「具」を挟んだ物だ。結構ファンが多いらしくて、「のっぽパン」と検索してみればファンサイトがいくつもヒットする。僕は「普通のっぽ」と呼んでいるが、オリジナルのクリーム入りがその手のファンの間では「ノーマルのっぽ」と呼ばれる。こいつがなかなか商品展開が豊富で、季節限定品や、静岡県内ローソン限定品等々、極めて短期かつ地域限定のバリエーションが過去に多数存在し、現在も増殖しつつ存在する。最近は男の子に流行の「ムシキング」とタイアップした「カルシウムのっぽ」なるものがやはり期間限定で販売されている。こいつはヨーグルトクリーム味でカルシウムが強化配合されている。この前食べた。それ以外に「ピーナッツクリームのっぽ」や「チョコレートクリームのっぽ」が販売されている。
 さて、極めつけの期間&場所限定のっぽが出るような気配なのだ。去年もとある場所の夏祭りで、当日のみ500本限定で販売された。どうやら今年もそれが出る様子なのだ。それ程気にかけずに買って食べたのだが・・・これが旨かった。それが「メロンのっぽ」だった。過去にはメロンクリーム入りののっぽも普通に店頭販売されていたが、このメロンのっぽはそれと違い、生クリームに細かく刻んだ本物のメロンが入っていた。パンというよりスイーツの気配が濃厚だった。なにしろ1人3本だったか限定で、早くから行列を作った人が、家族総出で一家で10本くらいまとめ買いしていた。事情をよく知らなかった僕は1本しか買わず、妻と子と3人で分けて食べたが、もっと買っておけば良かったと後悔したのだった。
 それが今年も出るらしい!?みんなが殺到して僕が買えないと悲しいので、詳細は祭りの後で公開します。

静岡おでん缶

2006-07-17 20:10:02 | その他
 僕はまだ現物を見たことがないのだが、秋葉原ではおでんの缶詰が名物になっているらしい。実はこれは静岡県の弱小メーカで生産されているもので、ほとんど手作り生産のため生産量が限られる。故に、秋葉原と静岡県内では日本平など極限られた場所でのみ販売されている。また秋葉原のものは当然の処置として缶のデザインがおたく向けになっている。因みにデザインされている女の子の「ネコ耳」っぽい部分は、耳ではなく静岡名産の黒はんぺんなのだ。黒はんぺんというのは、「はんぺん」と聞いて思い浮かべる、あの白いふわふわした食感のすり身食品ではなく、いわゆる「つみれ」をうすべったくした練り物で、味もほぼつみれと同じものだ。静岡のおでんにはこれが欠かせない。牛すじ肉を串に刺したものや、この黒はんぺんを真っ黒なだし汁で煮るのが静岡風なのだ。また、「だし粉」などと呼ぶ鰯の乾燥した身を砕いた粉を振り掛けるのも特徴になっている。缶のおでんも一応味付けは静岡風になっているのだそうだ。
 何で生産量が極めて少ないのに、その販路として秋葉原がターゲットになったのか?これを企画した人は目の付け所が面白いと思う。その反面、「静岡名物」とは認識されないだろう。