田切通信

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富士学校記念式典

2006-07-24 19:45:48 | 飯田線の旅
 昨日23日(日)予定通りに富士学校開設記念式典が行われた。まあ、梅雨まだ開けぬ九州方面集中豪雨の御時世であるから、すっきりと晴れるはずもなく、終始雨や霧に祟られっぱなしだった。最も予想されていた「大雨」にはならなかったので多少は良かったのかも知れない。
 何しろ普段は単なる自衛隊の駐屯地であり、式典会場は、ただの訓練場であるから、雨が降ると地面が泥濘化して歩くのも大変と言った状況だった。
わざわざ東京方面始め遠方よりこの富士の裾野のど田舎にお越し頂いた見学者の皆様には思いがけぬ苦労を強いたことであろう。特に予想外だったのは濃霧が発生したことだ。東京方面からとおぼしき見学者(バスツアーのバッチを付けていたのでそれと分かる)が「すげーなー」「ここは、日本じゃないな」と言っていたのを耳にした。当然の反応だろう。何しろ富士学校がある小山町須走は海抜が800メートル以上ある。東京で言えば高尾山山頂よりも高いのだ。霧と言うよりむしろ「雲の中」なのである。ひどいときは10メートル先も見えなくなるが、この日は30メートル程度の視程だった。そのため、肝心の模擬戦展示が開始早々視程不良で中止された。見学者はがっかりだったろう。
 装備品展示は予想通り対人狙撃銃M-24が公開されていたが、その他に目新しい物はなかった。
 何にしても自衛隊のお祭りは晴天に越したことはない。雨が降るとほとんどお手上げだ。