思いの外乗車客が多いので驚いた。夏場の観光路線なんだから当たり前と思うかもしれないが、同じような観光路線の飯田線では、こんな日中は数えるほどしか客は乗っていないのだ。地元の人たちは列車の出発時間を良く心得ていて、直前になるまで駅に現れない。これが1時間に1本の世界では、ごく当たり前なのだ。だから列車が入る直前はホームに人が居て賑やかだが、列車が出た後は誰も残らず、また「無人」に戻る。上り下りの列車が近い時間でそれぞれ駅を出ると、駅には僕ら以外の客は居なくなった。実に長閑だ、またしても「時間が止まったよう」なのだった。局長は熱心にノートを読んでいる。それこそ全国各地から遠くは北海道、九州からとある書込みもあり、その熱意にはただ感嘆するばかりだ。自家用車で物見遊山に片手間で遊びに来ているのが申し訳ないように感じてしまう。
さて、一通り駅を見学したら、次の巡礼スポットに移動するのだ。と言っても所詮小さな湖の周りであるから、距離はさほどない。線路沿いに国道をほんの少し南下すると。左手にコンビニが見えてくる。例によって局長が「ここが重要ポイントである」と宣言する。そこで入り口を見落とさない様に注意して車を駐車場に入れて停まる。外見はごくありふれたコンビニだが、これがなかなか、中に入ると様子が違って面白かった。まず、店の中に蕎麦屋がある。駅によくあるような立ち食い形式の蕎麦屋である。それが店の入り口奥手にど~んとある。おそらく釣り客相手なのだろう。そして店の品揃えが変わっている。最初からコンビに特有のカラフルさをあまり感じないと思っていたら、商品陳列棚には同じ箱菓子がづらっと並んでいるのに気が付いた。通常のコンビニは極めて多くの品種を少量ずつ陳列するものだが、ここは極めて少数の品種を大量に陳列してあるのだった。したがって色彩の多様性がない。違和感の正体はこれだった。必然的に商品選択の余地は極めて少ないのだった。釣り客相手に売れ筋の物だけを絞って商売をしているのではないかと推測する。昼食を食べてすぐなのでさすがに蕎麦を食べる元気はない。そこで信州名物「おやき」を買った。僕は切干大根入り、局長はあんこ入りである。味の方は普通に観光地で売っているのと同じおやきだった。
ここも重要な巡礼ポイントである証明に、店内奥の方の扉に張ってある日本地図に多数の書込みがあった。どこから来たかをメッセージを添えて書き込んであるのだ。先ほどの駅のノートでも概略の住所は記されていたので確認できたが、こうして地図上に展開すると、ビジュアルで直接訴えかけてくる。遠くの人は青春18切符利用で在来線をだらだら来たのだろうか?あるいは松本あたりまではリッチに新幹線や飛行機を利用して来たのだろうか?
さて、一通り駅を見学したら、次の巡礼スポットに移動するのだ。と言っても所詮小さな湖の周りであるから、距離はさほどない。線路沿いに国道をほんの少し南下すると。左手にコンビニが見えてくる。例によって局長が「ここが重要ポイントである」と宣言する。そこで入り口を見落とさない様に注意して車を駐車場に入れて停まる。外見はごくありふれたコンビニだが、これがなかなか、中に入ると様子が違って面白かった。まず、店の中に蕎麦屋がある。駅によくあるような立ち食い形式の蕎麦屋である。それが店の入り口奥手にど~んとある。おそらく釣り客相手なのだろう。そして店の品揃えが変わっている。最初からコンビに特有のカラフルさをあまり感じないと思っていたら、商品陳列棚には同じ箱菓子がづらっと並んでいるのに気が付いた。通常のコンビニは極めて多くの品種を少量ずつ陳列するものだが、ここは極めて少数の品種を大量に陳列してあるのだった。したがって色彩の多様性がない。違和感の正体はこれだった。必然的に商品選択の余地は極めて少ないのだった。釣り客相手に売れ筋の物だけを絞って商売をしているのではないかと推測する。昼食を食べてすぐなのでさすがに蕎麦を食べる元気はない。そこで信州名物「おやき」を買った。僕は切干大根入り、局長はあんこ入りである。味の方は普通に観光地で売っているのと同じおやきだった。
ここも重要な巡礼ポイントである証明に、店内奥の方の扉に張ってある日本地図に多数の書込みがあった。どこから来たかをメッセージを添えて書き込んであるのだ。先ほどの駅のノートでも概略の住所は記されていたので確認できたが、こうして地図上に展開すると、ビジュアルで直接訴えかけてくる。遠くの人は青春18切符利用で在来線をだらだら来たのだろうか?あるいは松本あたりまではリッチに新幹線や飛行機を利用して来たのだろうか?