新しい年が明けて、初詣に行って来ました。川越の総鎮守は、最近若い女性に縁結びの御利益があるとして大人気の「川越氷川神社」さんですが、先ずは自宅近くの土地神様(氏神様)にお参りするのが良いので、同じ氷川神社さんですが、小さな分社の小室氷川神社さんにお参りしました。
例によってカメラを持って行き、写真を撮ってきました。
携行したのはこのカメラ。物凄く古いキャノンのデジタルカメラ「PowerShot Pro1」です。まだ民生用のデジタル一眼レフが出る前で、もちろんスマートフォンもない時代の代物です。画素数は800万画素で、今となってはかなり荒い印象ですが、当時はこれが最高クラスでした。レンズは焦点距離28mm~200mm、明るさF2.4 ~F3.5のLレンズがついています。Lレンズとは、キャノンのカメラ用高級レンズで、セットレンズ等とは格が違う描写力を誇ります。
小室氷川神社さんの本殿です。普段は神職不在で正面の扉は閉ざされたままです。夏祭りや初詣の時だけ、神職さんが出張してきて扉が開きます。街灯が周りに無いのでかなり暗いですが、ガイドナンバーが小さい(光量が少ない)カメラのストロボだけで、これだけ写っています。
提灯の文字などのエッジ部にも滲みもなく、大変良い解像度です。これもストロボ発光していますが、被写体だけが明るくなって背景に光が回らないような破綻もなく、よい写りかただと思います。
扁額の金文字のエッジにも滲みはなく、Lレンズの描写力の高さを物語っています。
掲載した3枚の写真は、トリミングとネットに上げるためにサイズを60%ほどに縮小した他は手を加えていません。縮小した分だけ、画質は少し悪くなっていますが、それでもエッジのにじみが見られない大変良い画質です。もっと新しい1400万画素クラスのコンデジも持っていますが、全然写りが違います。やはり写真はカメラの画素数ではなくレンズなのだと思いました。
さて、日本の神様は専門性が極めて高く、専門外のお願いをしてもご利益はないのですが、それはそれとして自分自身の願い事以外に、ささやかに世界平和もお願いしました。今年は少しくらい良い年になりますように。