ダムの堰堤から引き返し、第1駐車場を通り過ぎた先にあるのが「鎌北湖レイクビューホテル」です。かつてはユースホステルだったようで、レイクビューホステルと表記されていることもあります。ここがなかなか謎の施設で、コロナ前までは「営業している」との噂が絶えませんでした。
車がやっと1台通れるような道を進むと、この看板と建物に行き当たります。廃墟と呼ぶには抵抗があるくらいにそこそこ綺麗な状態が維持されています。
建物は3階建てですが、階段を上った先の2階~3階がホテル施設だったようです。現在は営業しているように見えませんが、数年前もほぼこの状況でした。その頃に、「事前に予約すれば営業する」とネットに書かれていました。真偽のほどは分かりません。それを気にして見ると当時は確かに2階の手前側の食堂と思われる場所の天井灯が点いていました。現在はそれも消灯しています。
街灯の看板も残っています。ここはタンクローリーで温泉を運んできて、それを風呂で使っていました。日帰り(立ち寄り)温泉としても営業していたようです。
建物の前を自然歩道が通っていて、ハイキングの人が多数訪れています。ここで今でも日帰り温泉をやっていたら、そこそこ人気施設になったでしょう。
しかし、その自然歩道も少し草に埋もれていて、もう少し整備すればいいのにと感じます。
もう一つ、このレイクビューの前をさらに奥に続く道がありますが、現在は通行止めになっています。この奥に廃墟になっているホテル山水荘があります。
たちの悪い廃墟マニア(こう書くと、たちのいい廃墟マニアがいるのかと言う疑問も持ち上がりますが)が入り込んで荒らしたのでこのような処置になっています。不審火が出て建物の一部が消失しています。
それもあってか、この先は心霊スポットとして有名になっています。
レイクビューホテルを謎の施設と呼ぶ理由はこれだけではなく、1年くらい前に、新聞の日曜日に入っている求人広告で求人が出ていたからです。鎌北湖レイクビューホテル営業再開か?と思い、その後で定期的に見に行っていますが、御覧の通り現在まで営業は再開されていません。新聞広告に載った求人だから、ちゃんと業務内容とか勤務時間とか給料とか手当などが記載されていました。あれはいったい何だったんだろう??今にして思うと広告を取っておけばよかった。
その4に続く。
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