田切通信

旅行に写真に究極超人あ~るに飯田線田切駅

2024埼玉県民の日 フリー切符の旅 その1

2024-11-15 07:46:03 | 旅行

 11月14日は「埼玉県民の日」でした。公立の小・中学校や高校はお休みとなり、博物館や美術館等が無料開放、また一部の娯楽施設も割引があったようです。特に目玉企画は、埼玉県内を走る鉄道のフリー切符発売でしょう。発売荒れるのは東武鉄道・西武鉄道・秩父鉄道・埼玉高速鉄道・つくばエクスプレス・ニューシャトルの6社です。使用可能期間は会社によって少しだけ違いがありますが、基本的には14日のみです。観光ではなく通勤通学がメインの鉄道各社は普段はフリー切符を出していないので、これは見逃せません。と、言っても平日ですから働いている大人は有休でもとらないと恩恵はありません。その結果、高校生のグループや個人、小さな子供を連れたお母さん又は祖父母のグループが県内いたるところに出没します。

 僕はこの中から「西武鉄道」のフリー切符で1日鉄分補給の旅をしようと決めました。西武鉄道は去年まで有効区間が「西武線の中で埼玉県内の部分のみ」でしたが、今年から多摩川線を除く全線になりました。これは中々太っ腹です。西武鉄道は東京在住の人でも西の方が分かり難い路線ですから、路線図も出しておきましょう。中央下部の他の路線系統から唯一独立している多摩川線だけ乗れません。まあ、多摩川線はどこも埼玉県内を走っていないので当たり前ですが。

路線図:西武鉄道のサイトより転載

 

 例によって旅の始まりは西武の本川越駅です。西武新宿線の終点駅で、JRや東武鉄道の川越駅とはちょっと離れています。平日なので普通に通勤・通学の客がいますから少し時間をずらして出発します。フリー切符なんだから始発から乗って最大限使い倒さないと勿体ない・・・なんて意見されそうですが、そもそも「元を取る」とか「一番得をする」なんて考えていないのでこれでいいのだ。

 

 フリー切符は自動券売機で買えました。磁気切符なので自動改札を使えます。

 

 改札を通りホームを少し進むと特急の券売機があります。西武鉄道はメインの新宿線と池袋線にそれぞれ特急列車を走らせています。本川越からの新宿線には「特急小江戸」、新宿線には「特急ラビュー」です。私鉄の特急はJRに比べると値段が安いし、今回の旅では乗車券がフリー切符なので、積極的に特急に乗ろうと思います。

 

 券売機で特急券(併せて座席指定券)を買いました。本川越から終点の西武新宿迄600円です。号車や席の希望はできませんでした。

 

 本川越駅の構造は終点駅なので端頭式のホームが2面ですが線路は3線あります。中央の線路は少し短くて特急小江戸の専用です。これはホームの中程から終点側を見た状況です。

 

 反対側です。

 

 この状態なら良く分かると思います。普通列車が左右のホームに入っていて、中央の特急用だけ空いています。

 

 ホームの先端側から先を見ると、3本の線路が1本に合流しているのが分かります。次の南大塚駅までは一部が単線になります。

 

 僕が乗る小江戸号が入ってきました。真ん中の線路に入線します。

 

 小江戸が通り過ぎた後に、後方にある高架の東武東上線が横切りました。東武東上線とJR川越線は並走していて、西武線を高架で横切っています。上手くする2社線あるいは3社線がクロスすることがあります。3車線クロスはほぼ実現しませんが・・。

 

 普通列車と並びました。特急小江戸は7両編成で、10両編成の普通列車より短いので、こうして頭の位置を合わせると、尻側が短いから、それに合わせて専用ホームが短く作られています。

 

 平日なので特にですが、小江戸はいつ見ても乗車率が低いです。反対側の始発駅、西武新宿がJR駅と離れていて使いにくいからでしょうか。多くの乗客は終点一駅前の高田馬場で降りてしまいます。高田馬場駅はJRと接続していて乗り換えが便利だからです。

 

 西武新宿駅に着きました。こちらも端頭式ホームの駅です。ここで、折り返し新宿線から直通の拝島線に乗り換えました。終点の拝島迄行きます。

 

 先頭車両はガラガラでした。

 

 ロングシートの一部が何か変?赤い布が上から貼られている箇所がありました。優先席でもないし何だろうこれ??

 

 これが原因でしょうか。

 

 拝島駅に着きました。これで新宿線と拝島線を制覇しました。拝島駅は八高線直通川越線八王子行きで通過したことはありますが、こうして駅自体に降りたのは初めてです。

 

 初めて降りた駅なので、改札を出て駅の周りを見学しました。

 

 西武線の改札前にあった看板です。拝島駅はJR線も乗り入れているので、知らないで間違えちゃう人もいるのでしょう。

 

 西武線のホームからお隣に停まっているJRの車両が見えました。セイタカアワダチソウが揺れていました。秋ですね~。

 

 折り返しの列車で拝島線の終点、小平駅に帰ります。車両の先端部分にこんなシートがありました。座面を上げて、車いすを固定できる装備のようです。

 

 扉の上部に小さな広告が出ていました。宮田村です。飯田線で伊那や田切に行った事のある人には、馴染みある名前でしょう。西武ライオンズの選手の出身地繋がりらしいです。

 

 小平駅の駅ビルにソバ屋がありました。丁度お昼だし、昼食にしようと思います。ところで、この店は駅の改札外にあります。この様な店を「駅ソバ」と呼んでもいいでしょうか。公的な定義はないと思いますが、駅構内(改札内)のソバ屋だけが厳密に駅ソバなのか、あるいは駅ビルなどにあるソバ屋も駅ソバなのか、どうなんでしょうね。

 

 店の外に手書きのスタッフお薦めを紹介する看板がありました。お薦めなら、これにしよっと。

 

 ソバつゆが普通のしょうゆベースとごまだれの2種類です。ごまだれも、それはそれで美味しいけど、ゴマの香りが強すぎてソバの香りが消えちゃいますね。旨いから僕は文句は全くないけど、ソバ好きの人・・最初の一口はつゆにつけないでソバだけを食え!・・なんてことを強要する人は、この香りのきつい食べ方をどう考えるんだろう。これでもいいなら、ソバなんて最初っから、つゆにどっぷりつけて喰ったって文句言えまい。

 その2に続く。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿