全国ドングリコーヒーファンの皆様、お待たせしました。川越祭りを挟んだのでだいぶ間が空いてしましましたが、ドングリコーヒー第2弾はちゃんと作業が進んでいました。
乾燥が終わったカシのドングリです。乾燥前はだいぶ白かったのに、乾燥したら黒っぽくなった。その理由は実についている薄皮(渋皮)が黒ずんだからでした。
さっそくフライパンで乾煎りします。黒焦げにならないように注意が必要で、初回はIHヒーターの中火(弱)でジワジワ炒りました。それだと、いつまでたっても過熱が十分ではなく、香ばしく火が入りませんでした。そこで。今回は中火(強)でガンガンと過熱します。目盛りが3違うだけでかなり過熱が強くなります。フライパンに蓋もして、熱が上からも回るようにしました。
こんな風に全体が黒くなったらもういいでしょう。だいたい20分でこうなりました。焙煎中は焦がさないように目を離さずに、時おりフライパンを振ってやる必要があります。コーヒー豆ではないのでここまで焙煎しても、あのコーヒーのいい香りはしません。でも、それなりに焼けた匂いがいい感じです。この段階で薄皮が実から剥がれます。剥がれた薄皮は大きめのザルに移してから、大きく煽って風を通し取り除きます。この作業は外でやりましょう。
ボールに移して粗熱を取ります。なんかこれだけ見るとコーヒー豆に見えなくもない。
といった訳で、例によってダイソーのコーヒーミル¥550(税込み)で挽きます。品薄でなかなか手に入らない商品ですが、挽具合が5段階に調整できる優れものです。コーヒーミルは他の100均でも、違う品がだいたい同じ値段で売っていますが調整機能が無いので、どうせ買うのならこれがお薦めです。
ゴリゴリ・・一番荒い粒で挽きます。ドングリの実はでんぷん質があるためか細かい粉にすると、ドリップする際にペーパーフィルターが詰まってなかなか落ちません。だから今回は一番荒く挽きました。
作業終了です。左の瓶が今回のカシドングリコーヒー、右の色が薄いのが前回のシイドングリコーヒーです。色の違いは実の違いのせいではなく、焙煎の火の入り具合のせいだと思われます。ペーパーフィルターのドリップでは落ちにくいので、何か別の手段で淹れようと思います。
今ちょうどドングリの時期です。興味のある方はぜひ作ってみてください。実の外皮を剥くのはさすがに面倒な力仕事ですが、それ以外は特に難しい事はありません。
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