腕時計修理専門店・トゥールビヨン店主のブログです
腕時計の修理の詳細や腕時計のトリビア、店主の個人的な趣味の話などを気の向くままに書いております。
 



え~、本日12月25日はクリスマスということで、関西圏以外にお住まいの方に関西の、特に大阪での正式なクリスマスの祝い方をお教えしたいと思います。


まず、生地を作ります。
小麦粉を水またはカツオ・昆布出汁でダマにならないよう溶き8時間程度寝かせます。(水の分量は粉と同じ重量をおおむねの目安とする)

鶏卵と山芋をすり下ろしたものを生地に適量加えます。
キャベツを気持ち1cm幅で切り、その塊を生地の中に少し溢れる程度入れ、サックリとかき混ぜます。

油を引き、よく熱した鉄板の上に円盤状に広げます。(直径は約25cm、厚み2.5cm程度)

その上に豚肉の薄切り肉を並べるように多めにのせます。

裏面がこんがりと焼けてきたら、専用の大型のコテ(ヘラ)2本でひっくり返し反対側の面を焼きます。(ひっくり返す際、破れたり飛び散ったりしないよう注意する)

両面がキツネ色に焼けてきたら火を弱め表側の面にたっぷりソースをぬります。

鰹節・青海苔を全面にふりかけます。

コテで縦横に切り完成。
※コテはテコと呼ぶこともあります。正式名称は「起こし金」

あとは焼き上がれば、鉄板の上でお好みのサイズに自分で切って食べる。豚肉の代わりにイカをのせれば「イカ玉」になる。具材はこのほか海老、牛肉、ホタテの貝柱などもあり、これらをミックスしたものもある。火の通りにくい食材を入れる場合、別に具材だけを鉄板で軽く焼いておくとよい。近年は表面に好みに応じてマヨネーズをかける。


そしてローソクを用意します。

出来上がった“もの”にローソクを刺して着火。

部屋の照明を落として...


はい、完成。↓
 クリスマスなので特別にモダン焼きにしました。

UPで↓
 メリークリスマス!

これが大阪の聖誕祭。

大阪へ嫁いできた女性は必ずこのように正式な形でクリスマスを迎えていただきたい。
これを忘れて、西洋の焼き菓子の上に生クリームやイチゴが乗ったわけのわからない食べ物なんぞを出してきたら、姑や小姑から罵声を浴びせられますのでご注意を。

大人はシャンパンやワインで、子供は...“子供の飲み物”で乾杯。
鰹節がユラユラ揺れているうちに召し上がれ。

お口に合いますでしょうか?


次に広島のクリスマスの祝い方ですが、まず小麦粉に適量の重曹を混ぜたものを同重量以上のダシで溶いて冷蔵庫で3時間以上...


もういい?

ああそうですか。

年末年始に嫌な思いをしても知~らな~いよ~っと。


“粉もん”大好き!腕時計修理専門店トゥールビヨン店主。
この時期、牡蠣入れたら美味いでっせ~。
「花に水、人に愛、料理は心や~!」(神田川俊郎談)

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